【From America】
2025年05月06日
【From America】「アメリカの公用語は英語」
アメリカのウインドゲイト緑です。
世界中がトランプ大統領の関税ニュースで右往左往する状態が続いていますね。その影響でアメリカ国内の物価が上がると言いますが、今のところ日常生活に必要なスーパーでの買い物で、極端に値段が上がったとは思いませんが、徐々にその波は私たちの生活にも押し寄せてくることでしょう。
私が気づいた興味深い変化としては、銀行のウェブサイトです。トランプ大統領は、就任以来、様々な発表をしてきましたが、皆さんはニュースでお聞きになったでしょうか? その中にアメリカの公用語は英語にする、というものがありました。
アメリカには沢山のスペイン語を話す人々が住んでいます。その為に、様々な機関(電話会社、保険会社、銀行など)に電話をかければ、最初に聞こえてくるのは「英語を選択する人は1番を押してください」「スペイン語を選択する人は2番を押してください」というアナウンスです。アメリカは今までいわゆるバイリンガルの二か国語で生活が出来る国でした。ですから、何十年もアメリカに住んでいても英語が話せない人も沢山いるのです。英語が話せなくても生活に困らないから、英語を覚える必要が無い、という状態でした。
ところが、先日私が使っている銀行のオンラインの画面をみると「重要なお知らせ」という画面が出てきて、「今後このサイトは英語のみに致します。」というものでした。あー、これはあのトランプ大統領の「アメリカの公用語は英語にする」という発表を受けての変更なのだな、と思いました。これが浸透していけば、電話応対のアナウンスも英語とスペイン語の選択はなくなっていくのでしょうか?
これからも様々な場面でトランプ大統領の発表の影響から生活の中に変化が出てくるのではないか? と想像しています。世界中を吹き荒れているトランプ旋風の関税問題含めて、目が離せないですね。
世界中がトランプ大統領の関税ニュースで右往左往する状態が続いていますね。その影響でアメリカ国内の物価が上がると言いますが、今のところ日常生活に必要なスーパーでの買い物で、極端に値段が上がったとは思いませんが、徐々にその波は私たちの生活にも押し寄せてくることでしょう。
私が気づいた興味深い変化としては、銀行のウェブサイトです。トランプ大統領は、就任以来、様々な発表をしてきましたが、皆さんはニュースでお聞きになったでしょうか? その中にアメリカの公用語は英語にする、というものがありました。
アメリカには沢山のスペイン語を話す人々が住んでいます。その為に、様々な機関(電話会社、保険会社、銀行など)に電話をかければ、最初に聞こえてくるのは「英語を選択する人は1番を押してください」「スペイン語を選択する人は2番を押してください」というアナウンスです。アメリカは今までいわゆるバイリンガルの二か国語で生活が出来る国でした。ですから、何十年もアメリカに住んでいても英語が話せない人も沢山いるのです。英語が話せなくても生活に困らないから、英語を覚える必要が無い、という状態でした。

これからも様々な場面でトランプ大統領の発表の影響から生活の中に変化が出てくるのではないか? と想像しています。世界中を吹き荒れているトランプ旋風の関税問題含めて、目が離せないですね。
2025年04月29日
【From America】「イースターの卵バーゲンセール」
アメリカのウインドゲイト緑です。
4月20日はイースターのお祝いです。日本ではあまり馴染みがない祝日ですが、キリスト教徒にとってはクリスマスと並ぶとても大切なお祝いです。皆さんも、ホワイトハウスで行われるイースターエッグの催しをTVのニュースなどでご覧になったことがあると思います。復活を意味する卵はイースターのシンボルで、ゆで卵に色を塗ったり、イースターエッグを庭に隠してハンテイングしたり、と子供にとっても楽しいお祝いです。そして、そのイースターに欠かせないのが卵です。
日本でも卵の価格高騰が続いているようですが、アメリカの卵の値段の高騰は本当に悩みの種です。以前から鳥インフルエンザの影響で大量のニワトリを処分したから、という理由で卵の値段が上がり、ちっとも下がらないのでレストラン業者達も値段を上げるかどうか? 悩んでいる時期が続きました。そして、このイースターの時期が来てしまったわけです。
日本では1パックに卵が10個入った形で売られています。アメリカでは1ダース、つまり12個入っているのですが、その値段は日本円に換算して800円とか900円位していました。そんな時に写真のような広告を見つけました。1パックが1ドル99セント。つまり日本円に直したら(1ドル=150円として)299円位です。これは破格のバーゲン価格です。一家族に2パックまでという制限付きではありますが、イースターの時期には嬉しい値段です。しかし、よくよく広告を見ると「25ドルの買い物をした場合につき、卵を1パック1ドル99セントで買えます」という条件付きです。
アメリカではこの手の広告が実に多いのです。特にクリスマスや感謝祭など家族が大勢で集まる祝日の前には大量の買い物をすることが予想されます。「3万円買い物をしたら3千円引いてあげますよ」という感じの広告です。日本なら、「卵1パックXX円です。お一人様1パック限り」という感じの広告があると思います。しかし、私は日本では条件付きは見たことがありません。これなら誰でも公平にそのバーゲンの恩恵を受けられますね。スーパーの狙いは「卵を買いに来てくれたら、ついでに他の品物も色々買ってくれるだろう。だから卵で利益を得なくても、お客に来てもらうことが大切で、とにかくスーパーに足を踏み入れてくれることが一番だ」と考えているのだと思います。だから、バーゲンの卵だけを買って帰ってしまうお客がいても、誰もそれをとがめることはないですよね。一方、アメリカはバーゲン品を餌にして「馬の前にニンジンをぶら下げる」ようにして、XXドル買ってくれたお客様に対しては、そのお礼としてバーゲン価格を差し上げます、というアプローチです。
バーゲン価格は消費者にとっては嬉しいですが、アメリカ式と日本式のバーゲンでお客を呼び込む違いが興味深いと思いました。
ハッピーイースター!
4月20日はイースターのお祝いです。日本ではあまり馴染みがない祝日ですが、キリスト教徒にとってはクリスマスと並ぶとても大切なお祝いです。皆さんも、ホワイトハウスで行われるイースターエッグの催しをTVのニュースなどでご覧になったことがあると思います。復活を意味する卵はイースターのシンボルで、ゆで卵に色を塗ったり、イースターエッグを庭に隠してハンテイングしたり、と子供にとっても楽しいお祝いです。そして、そのイースターに欠かせないのが卵です。
日本でも卵の価格高騰が続いているようですが、アメリカの卵の値段の高騰は本当に悩みの種です。以前から鳥インフルエンザの影響で大量のニワトリを処分したから、という理由で卵の値段が上がり、ちっとも下がらないのでレストラン業者達も値段を上げるかどうか? 悩んでいる時期が続きました。そして、このイースターの時期が来てしまったわけです。

アメリカではこの手の広告が実に多いのです。特にクリスマスや感謝祭など家族が大勢で集まる祝日の前には大量の買い物をすることが予想されます。「3万円買い物をしたら3千円引いてあげますよ」という感じの広告です。日本なら、「卵1パックXX円です。お一人様1パック限り」という感じの広告があると思います。しかし、私は日本では条件付きは見たことがありません。これなら誰でも公平にそのバーゲンの恩恵を受けられますね。スーパーの狙いは「卵を買いに来てくれたら、ついでに他の品物も色々買ってくれるだろう。だから卵で利益を得なくても、お客に来てもらうことが大切で、とにかくスーパーに足を踏み入れてくれることが一番だ」と考えているのだと思います。だから、バーゲンの卵だけを買って帰ってしまうお客がいても、誰もそれをとがめることはないですよね。一方、アメリカはバーゲン品を餌にして「馬の前にニンジンをぶら下げる」ようにして、XXドル買ってくれたお客様に対しては、そのお礼としてバーゲン価格を差し上げます、というアプローチです。
バーゲン価格は消費者にとっては嬉しいですが、アメリカ式と日本式のバーゲンでお客を呼び込む違いが興味深いと思いました。
ハッピーイースター!
2025年04月22日
【From America】「日本の黄砂」
アメリカのウインドゲイト緑です。
しばらくアメリカを離れていましたので、ご無沙汰しました。
日本では桜が満開で春爛漫の事と思います。しかし、花粉症の方々には春はあまり嬉しい時期ではありませんよね。そこに中国から飛んでくる黄砂が加わると、症状はさらに酷くなることでしょう。
黄砂は中国あたりから偏西風によって運ばれて日本に到達する、とのことで、目に見えるほど空が曇ってしまうこともあるようです。私はこのような現象は日本だけかと思っていましたが、実はアメリカにも同じようなことが起こるそうです。
勿論、中国からではなくて、こちらはサハラ砂漠からの砂がアフリカ偏東風や貿易風に乗って大西洋を渡り、アメリカに到達するそうです。びっくりですね。サハラ砂漠で砂嵐が発生して、大量の砂が巻き上げられるそうです。それが上空の強風によって西に運ばれる、というのは日本の黄砂と同じ現象です。大西洋を渡り、カリブ海やアメリカのフロリダ州やテキサス州に到達するのだそうです。そして極まれには、もっと北のアメリカ東海岸でもこの砂が観測されることがあるそうです。
アメリカでも花粉症の人がいますから、アレルギーのある方々にとって、この時期は嫌な時期でもありますね。でも、あちこちに花が咲き始めて春の到来を感じられるのは、なんとなくウキウキする時期です。
どうぞ春を思いっきり楽しんでくださいね。
しばらくアメリカを離れていましたので、ご無沙汰しました。

黄砂は中国あたりから偏西風によって運ばれて日本に到達する、とのことで、目に見えるほど空が曇ってしまうこともあるようです。私はこのような現象は日本だけかと思っていましたが、実はアメリカにも同じようなことが起こるそうです。
勿論、中国からではなくて、こちらはサハラ砂漠からの砂がアフリカ偏東風や貿易風に乗って大西洋を渡り、アメリカに到達するそうです。びっくりですね。サハラ砂漠で砂嵐が発生して、大量の砂が巻き上げられるそうです。それが上空の強風によって西に運ばれる、というのは日本の黄砂と同じ現象です。大西洋を渡り、カリブ海やアメリカのフロリダ州やテキサス州に到達するのだそうです。そして極まれには、もっと北のアメリカ東海岸でもこの砂が観測されることがあるそうです。
アメリカでも花粉症の人がいますから、アレルギーのある方々にとって、この時期は嫌な時期でもありますね。でも、あちこちに花が咲き始めて春の到来を感じられるのは、なんとなくウキウキする時期です。
どうぞ春を思いっきり楽しんでくださいね。
2025年02月25日
【From America】「なんでもパーティーにしてしまうアメリカ人」
アメリカのウインドゲイト緑です。
アメリカ人はパーティー好きで、パーティーを開くのが実に上手です。日本人も最近はホームパーティーを開く人も多くなりました。それでも日本の家屋は狭いこともあり、屋外でのBBQパーティーなら大勢集まれるけれど、自宅で開くパーティーは少人数の集まりが多いようです。一方、アメリカでは大勢のパーティーも気軽に開くことが出来ます。日本とアメリカのパーティーの開き方の違いについて気付いたことがあったので、お伝えしたいと思います。
日本人は、人を招くのだから家を綺麗に飾ってお客様をお迎えする、という考えだと思います。所が、なんでもパーティーにしてしまうアメリカ人は、クリスマスの前にツリーの飾りつけをするパーティーを開いたりするのです。アメリカでは生の大きなツリーを買ってきて、クリスマスの期間は飾りだけでなく、モミの木の香りまで楽しみます。そしてクリスマスが終われば木を集めるサービスを使ってウッドチップにして、再生まで考えています。大きな木の飾りつけをするのはなかなか大変な仕事です。そこで、クリスマスパーティーを待たずして、みんなで集まり、飾りつけパーティーをするのです。
こんな風にお客様に働いてもらいながら楽しむパーティーで面白かったのは、独身男性の企画で、「シャツにアイロンをかけるパーティー」です。独身の彼は、毎日会社に行くのにYシャツを着ていくために沢山のシャツを持っています。洗濯は洗濯機がしてくれますが、シャツにアイロンをかけるとなると、面倒くさい、上手くアイロンがかけられない、などの問題があり、ついついアイロンのかかっていないしわしわのシャツが山積みになります。そこで、パーティーを開いて、お客様は必ず1枚シャツのアイロンをかけることをルールにして、本人はドリンク係。おつまみや食事はテイクアウトのピザやチーズ&クラッカーなどです。それでも立派なパーティーになり、みんなとても楽しんでいます。
女性の集まりで面白いのはマニュキアパーティーです。普通に考えると、お出かけ前にネイルサロンで爪を綺麗にお手入れした上でパーティーに出かけますよね。それを、準備の段階でもうパーティーにしてしまおう、という試みです。女性ばかりが家に集まり、ネイルの出張サービスを使って爪を綺麗にしている間、ワインなど飲みながら女性同士のおしゃべりタイムを楽しむ、というものです。
アメリカ人は本当にパーティー上手ですね。日本に皆さんも気を遣わずに気楽にパーティーを開くことを考えるとハードルが下がって楽しいかもしれません。
アメリカ人はパーティー好きで、パーティーを開くのが実に上手です。日本人も最近はホームパーティーを開く人も多くなりました。それでも日本の家屋は狭いこともあり、屋外でのBBQパーティーなら大勢集まれるけれど、自宅で開くパーティーは少人数の集まりが多いようです。一方、アメリカでは大勢のパーティーも気軽に開くことが出来ます。日本とアメリカのパーティーの開き方の違いについて気付いたことがあったので、お伝えしたいと思います。
日本人は、人を招くのだから家を綺麗に飾ってお客様をお迎えする、という考えだと思います。所が、なんでもパーティーにしてしまうアメリカ人は、クリスマスの前にツリーの飾りつけをするパーティーを開いたりするのです。アメリカでは生の大きなツリーを買ってきて、クリスマスの期間は飾りだけでなく、モミの木の香りまで楽しみます。そしてクリスマスが終われば木を集めるサービスを使ってウッドチップにして、再生まで考えています。大きな木の飾りつけをするのはなかなか大変な仕事です。そこで、クリスマスパーティーを待たずして、みんなで集まり、飾りつけパーティーをするのです。
こんな風にお客様に働いてもらいながら楽しむパーティーで面白かったのは、独身男性の企画で、「シャツにアイロンをかけるパーティー」です。独身の彼は、毎日会社に行くのにYシャツを着ていくために沢山のシャツを持っています。洗濯は洗濯機がしてくれますが、シャツにアイロンをかけるとなると、面倒くさい、上手くアイロンがかけられない、などの問題があり、ついついアイロンのかかっていないしわしわのシャツが山積みになります。そこで、パーティーを開いて、お客様は必ず1枚シャツのアイロンをかけることをルールにして、本人はドリンク係。おつまみや食事はテイクアウトのピザやチーズ&クラッカーなどです。それでも立派なパーティーになり、みんなとても楽しんでいます。

アメリカ人は本当にパーティー上手ですね。日本に皆さんも気を遣わずに気楽にパーティーを開くことを考えるとハードルが下がって楽しいかもしれません。
2025年02月18日
【From America】「スピークイージーとは」
アメリカのウインドゲイト緑です。
皆さんは「スピークイージー」という言葉を聞いたことがありますか? これはアメリカで1920年代の禁酒法時代に生まれた言葉です。いくら法律でダメだと言われてもお酒が飲みたくて仕方がないので、お酒を密造して隠れて提供する場所、ということで「もぐり酒場」とか「隠れ酒場」というような意味です。つまり、大きな声では言えないので、Speak Easy という事ですね。
これが今アメリカでは大流行です。入り口には何も看板が出ていないところで、知る人ぞ知るみたいな場所です。全てではないのですが、この隠れ酒場の中には雰囲気を盛り上げるために、ドアに小さな窓があるだけで、パスワードを言ってやっと中に入れてもらえる秘密の場所です。
今回はラスベガスのストリップにあるカジノホテルのコスモポリタンの中にある隠れ家バーに行ってみました。ここのテーマはスキーです。「スキーロッジ」という名前ではありますが、ドアにはスキーのマークがあるだけです。
中に入ってみるとバーカウンターの後ろには大きな画面があって、そこには雪が降っていて、正にスキーロッジに来たような気分になります。中のデコレーションはスキー場に特化していて、テーブルの上の明かりはスキー場の木をイメージして、そこには沢山のブラジャーがかけてあります。というのも、アメリカのスキー場ではリフトで山の上に上がったら、女性は木にブラジャーをかけて帰るという面白い習慣があるのです。
バーカウンターに座っているお客さん達がショットグラスでお酒を注文しました。するとスキーの板が出てきて、そこには丸い穴が開いています。この穴にショットグラスを設置して、数人で一緒に一気にお酒を飲む、という趣向が凝らされています。ウエイトレスのウエアーもスキーウエア―です。壁には沢山のスキー場のステッカーが貼られていて、本当にスキー場に来たような気分になります。
今アメリカではこんなタイプの「スピークイージー酒場」があちこちにあるようです。コーヒー好きの人が素敵なカップで飲むとコーヒーの味がワンランク上になったような気がする、というのと同じで、こんなスピークイージーの酒場で飲むお酒の味は一味違うのだと思います。
皆さんは「スピークイージー」という言葉を聞いたことがありますか? これはアメリカで1920年代の禁酒法時代に生まれた言葉です。いくら法律でダメだと言われてもお酒が飲みたくて仕方がないので、お酒を密造して隠れて提供する場所、ということで「もぐり酒場」とか「隠れ酒場」というような意味です。つまり、大きな声では言えないので、Speak Easy という事ですね。
これが今アメリカでは大流行です。入り口には何も看板が出ていないところで、知る人ぞ知るみたいな場所です。全てではないのですが、この隠れ酒場の中には雰囲気を盛り上げるために、ドアに小さな窓があるだけで、パスワードを言ってやっと中に入れてもらえる秘密の場所です。

中に入ってみるとバーカウンターの後ろには大きな画面があって、そこには雪が降っていて、正にスキーロッジに来たような気分になります。中のデコレーションはスキー場に特化していて、テーブルの上の明かりはスキー場の木をイメージして、そこには沢山のブラジャーがかけてあります。というのも、アメリカのスキー場ではリフトで山の上に上がったら、女性は木にブラジャーをかけて帰るという面白い習慣があるのです。

今アメリカではこんなタイプの「スピークイージー酒場」があちこちにあるようです。コーヒー好きの人が素敵なカップで飲むとコーヒーの味がワンランク上になったような気がする、というのと同じで、こんなスピークイージーの酒場で飲むお酒の味は一味違うのだと思います。