【From America】
2024年12月03日
【From America】「ターダッキン」
アメリカのウインドゲイト緑です。
11月第四木曜日はアメリカ独特のお祝いである「サンクスギビング」でした。各家庭で七面鳥を焼いて家族が集まるとてもアメリカらしいお祝いで、日本のお正月のような感じです。帰省ラッシュも酷くて、道路や空港の混雑は一年の中で一番激しいと言っても過言ではないでしょう。
さて、七面鳥を焼くのは基本的にはオーブンです。七面鳥のサイズにもよりますが、5−6時間かけて焼く家庭も多いようです。鳥の丸焼きですから、お腹の中に詰めものをして焼くので、ただ鳥を焼くだけではなくて、もっと時間がかかります。その詰め物は家庭により様々なのですが、スタッフィングの呼ばれるもので、野菜やソーセージなどに乾燥したパンをちぎったものを入れるのが一般的です。
さて、ここでちょっと珍しい詰め物というか? 題名に書いた「ターダッキン」という言葉の由来とどんなものか? をご説明させてください。サンクスギビングの定番料理は七面鳥の丸焼きです。しかし、アメリカ人がみんな七面鳥を好きとは限らないので、各家庭の味で、「我が家は七面鳥の代わりにダックを焼くのよ」という人。我が家はチキンにする。という人、色々な方がいます。
そんな中で、それでは全部一緒に焼きましょう、ということで、七面鳥の中にダックを詰めてさらにチキンも詰めてしまうという欲張りな丸焼きです。その名前は三つを組み合わせて、ターキーのター。ダックのダッ。チキンのキン。これを組み合わせてターダッキンになります。
私はまだ食べたことがありませんが、きっと様々な味が組み合わさっていて複雑で美味しいのではないかと思います。いつか一度は食べてみたい食べ物の一つです。
11月第四木曜日はアメリカ独特のお祝いである「サンクスギビング」でした。各家庭で七面鳥を焼いて家族が集まるとてもアメリカらしいお祝いで、日本のお正月のような感じです。帰省ラッシュも酷くて、道路や空港の混雑は一年の中で一番激しいと言っても過言ではないでしょう。
さて、七面鳥を焼くのは基本的にはオーブンです。七面鳥のサイズにもよりますが、5−6時間かけて焼く家庭も多いようです。鳥の丸焼きですから、お腹の中に詰めものをして焼くので、ただ鳥を焼くだけではなくて、もっと時間がかかります。その詰め物は家庭により様々なのですが、スタッフィングの呼ばれるもので、野菜やソーセージなどに乾燥したパンをちぎったものを入れるのが一般的です。
さて、ここでちょっと珍しい詰め物というか? 題名に書いた「ターダッキン」という言葉の由来とどんなものか? をご説明させてください。サンクスギビングの定番料理は七面鳥の丸焼きです。しかし、アメリカ人がみんな七面鳥を好きとは限らないので、各家庭の味で、「我が家は七面鳥の代わりにダックを焼くのよ」という人。我が家はチキンにする。という人、色々な方がいます。
そんな中で、それでは全部一緒に焼きましょう、ということで、七面鳥の中にダックを詰めてさらにチキンも詰めてしまうという欲張りな丸焼きです。その名前は三つを組み合わせて、ターキーのター。ダックのダッ。チキンのキン。これを組み合わせてターダッキンになります。
私はまだ食べたことがありませんが、きっと様々な味が組み合わさっていて複雑で美味しいのではないかと思います。いつか一度は食べてみたい食べ物の一つです。
2024年11月26日
【From America】「ブラック・フライデー・セール」
アメリカのウインドゲイト緑です。
年末に向けてあちこちでセールが行われていますが、最近になって日本で見かけるセールに「ブラック・フライデー・セール」がありますね。消費者にとって、セールの理由はなんでも良くて、安いことが嬉しいですが、この名前の由来を考えたことがあるでしょうか?
日本のセールには様々な物があり、初売りセール、新生活応援セールなど、毎年必ず行われるもの。あるいは、野球のチームが優勝したことを祝う「優勝セール」や「閉店セール」のように予定になかったけれど急に行われるセールなど、色々ありますね。日本のセールは名前を聞けば、何故セールが行われるのか? 名前から分かるのですが、このブラック・フライデー・セールは理由が良く分からない、という人も多いのではないでしょうか。
これはアメリカのセールを真似したものです。11月の第四木曜日がアメリカの感謝祭に当たるので、その次の日である金曜日のフライデーからは大々的なセールがあり、ここからアメリカのクリスマス商戦が始まる日なのです。金曜日だからフライデーは分かったけれど、何故ブラックなのか? 不思議に思いませんか? ブラックという言葉は何だか悪い響きがありますね。消費者は安いものが買えるから嬉しい。企業や小売店は売り上げが上がるのだから嬉しい。どこがブラックなのでしょう?
不思議に思って、アメリカ人にブラック・フライデー・セールの名前の由来を聞いてみました。すると納得の答えが返ってきました。経理の帳簿でマイナスは赤字、つまりレッドですね。プラスのもうけが出れば黒字、つまりブラックです。一年間赤字続きだったものを、この時期にセールをして黒字に転じましょう、という意味で経理の黒字から取ったブラックが付けらえた、ということらしいです。
本来は感謝祭の次の日の金曜日から始まるブラック・フライデー・セールですが、前倒しで11月の半ばころから始まるこのセールです。どうぞ日本の皆さんも、感謝祭は祝わなくてもセールだけはアメリカ風に楽しんでくださいね。
年末に向けてあちこちでセールが行われていますが、最近になって日本で見かけるセールに「ブラック・フライデー・セール」がありますね。消費者にとって、セールの理由はなんでも良くて、安いことが嬉しいですが、この名前の由来を考えたことがあるでしょうか?
日本のセールには様々な物があり、初売りセール、新生活応援セールなど、毎年必ず行われるもの。あるいは、野球のチームが優勝したことを祝う「優勝セール」や「閉店セール」のように予定になかったけれど急に行われるセールなど、色々ありますね。日本のセールは名前を聞けば、何故セールが行われるのか? 名前から分かるのですが、このブラック・フライデー・セールは理由が良く分からない、という人も多いのではないでしょうか。
これはアメリカのセールを真似したものです。11月の第四木曜日がアメリカの感謝祭に当たるので、その次の日である金曜日のフライデーからは大々的なセールがあり、ここからアメリカのクリスマス商戦が始まる日なのです。金曜日だからフライデーは分かったけれど、何故ブラックなのか? 不思議に思いませんか? ブラックという言葉は何だか悪い響きがありますね。消費者は安いものが買えるから嬉しい。企業や小売店は売り上げが上がるのだから嬉しい。どこがブラックなのでしょう?
不思議に思って、アメリカ人にブラック・フライデー・セールの名前の由来を聞いてみました。すると納得の答えが返ってきました。経理の帳簿でマイナスは赤字、つまりレッドですね。プラスのもうけが出れば黒字、つまりブラックです。一年間赤字続きだったものを、この時期にセールをして黒字に転じましょう、という意味で経理の黒字から取ったブラックが付けらえた、ということらしいです。
本来は感謝祭の次の日の金曜日から始まるブラック・フライデー・セールですが、前倒しで11月の半ばころから始まるこのセールです。どうぞ日本の皆さんも、感謝祭は祝わなくてもセールだけはアメリカ風に楽しんでくださいね。
2024年11月05日
【From America】「エッグ・パーティー」
アメリカのウインドゲイト緑です。
皆さんは「エッグ・パーティー」と聞いて思い浮かべるのは、鶏の卵のことかな? と思う事でしょう。卵を使った料理やお菓子で何かを祝うのかしら? イースターの準備かしら? 私も最初にこの言葉を聞いて、そんなことが頭をよぎりました。
これは女性が「将来的に」子供が欲しいと思った時の為に、自分の卵子を冷凍にして、その事を祝うパーティー、ということなのだそうです。つまり、今は結婚していない、又は子供を作りたいと思う相手に出会っていない、けれど、将来的に(!)子供が欲しいと思った時の為の準備をしておく、ということなのです。
アメリカは女性の卵子や男性の精子を冷凍保存しておく、という事が盛んに行われています。私の友人は、子宮がん検診で、がん細胞が見つかったわけではないけれど、異形成の細胞がみつかり、将来がんになる恐れがあることから、子宮を摘出することになりました。子宮を失えば子供を産めなくなる、というのが一般的な考えですが、アメリカでは代理母というシステムがありますので、自分の卵子を冷凍にしておけば、将来的に自分と血がつながった子供を作ることが可能なのです。お医者様から当然のことのように、どうしますか? と聞かれたそうです。
これってなんだか映画の世界かしら? と思う方が多いと思いますが、芸能人は有名人だけではなくて、ごく普通の人たちがこの卵子を冷凍することが可能で、産婦人科のお医者様は子宮摘出をする患者さん、或いはガンで抗がん剤治療をする女性患者さん達には、この選択肢を提供しているそうです。
様々ながん治療で卵子に影響が出る前に、年齢的に若くて卵子が元気なうちに、健康な卵子を冷凍にしておくことは将来の選択肢が増える、ということのようです。
アメリカでは結婚していないと子供を作ることが出来ない、というような観念はないので、シングルマザーの中には未婚のまま子供だけを授かる、という選択をする人もいます。日本では離婚(又は夫と死別)した女性がシングルマザーになる、という図式が普通です。しかし、経済力があり、子供(家族)が欲しい女性には、こんな選択肢があるのですね。これはいつでも良い、という訳にはいかず、子供を育て上げるには年齢に制限があるので、ある時期になって、子供が欲しいかどうかを決断する女性もいるようです。その時の為にも、若い間に自分の卵子を冷凍にしておきたい、というのが今のアメリカの流れのようです。
今回のエッグ・パーティーとは、赤ちゃんが生まれる前にするベビーシャワーという名前のパーティーの前段階の卵子冷凍シャワーということなのですね。
皆さんは「エッグ・パーティー」と聞いて思い浮かべるのは、鶏の卵のことかな? と思う事でしょう。卵を使った料理やお菓子で何かを祝うのかしら? イースターの準備かしら? 私も最初にこの言葉を聞いて、そんなことが頭をよぎりました。
これは女性が「将来的に」子供が欲しいと思った時の為に、自分の卵子を冷凍にして、その事を祝うパーティー、ということなのだそうです。つまり、今は結婚していない、又は子供を作りたいと思う相手に出会っていない、けれど、将来的に(!)子供が欲しいと思った時の為の準備をしておく、ということなのです。
アメリカは女性の卵子や男性の精子を冷凍保存しておく、という事が盛んに行われています。私の友人は、子宮がん検診で、がん細胞が見つかったわけではないけれど、異形成の細胞がみつかり、将来がんになる恐れがあることから、子宮を摘出することになりました。子宮を失えば子供を産めなくなる、というのが一般的な考えですが、アメリカでは代理母というシステムがありますので、自分の卵子を冷凍にしておけば、将来的に自分と血がつながった子供を作ることが可能なのです。お医者様から当然のことのように、どうしますか? と聞かれたそうです。
これってなんだか映画の世界かしら? と思う方が多いと思いますが、芸能人は有名人だけではなくて、ごく普通の人たちがこの卵子を冷凍することが可能で、産婦人科のお医者様は子宮摘出をする患者さん、或いはガンで抗がん剤治療をする女性患者さん達には、この選択肢を提供しているそうです。
様々ながん治療で卵子に影響が出る前に、年齢的に若くて卵子が元気なうちに、健康な卵子を冷凍にしておくことは将来の選択肢が増える、ということのようです。
アメリカでは結婚していないと子供を作ることが出来ない、というような観念はないので、シングルマザーの中には未婚のまま子供だけを授かる、という選択をする人もいます。日本では離婚(又は夫と死別)した女性がシングルマザーになる、という図式が普通です。しかし、経済力があり、子供(家族)が欲しい女性には、こんな選択肢があるのですね。これはいつでも良い、という訳にはいかず、子供を育て上げるには年齢に制限があるので、ある時期になって、子供が欲しいかどうかを決断する女性もいるようです。その時の為にも、若い間に自分の卵子を冷凍にしておきたい、というのが今のアメリカの流れのようです。
今回のエッグ・パーティーとは、赤ちゃんが生まれる前にするベビーシャワーという名前のパーティーの前段階の卵子冷凍シャワーということなのですね。
2024年10月29日
【From America】「地ビールの名前」
アメリカのウインドゲイト緑です。
日本でも地ビール作りが盛んだと思いますが、アメリカでも様々な場所で地元だけの地ビールが盛んに作られています。いわゆる「マイクロ・ブルワリー」と呼ばれる小さなビール工場で作られるビールは、地元の水や原材料によっても味が変わるため、ここだけの味! というのを売り物にしています。
私が良く行くレストランでも、このマイクロ・ブルワリーを持っていて、毎回行くたびにバーの黒板に名前が書いてあり、それが売れてしまえば、黒板の名前を消していく、という実に限られた少量を提供しているお店があります。
私が興味深く思うのは、その名前です。どうやって考え出すのか? とてもユニークな名前が多くて、毎回毎回違った名前がついているのです。いずれ、名前のアイデアが無くなってしまうのではないか? と思います。「ローラースケート」とか「ジュース・bomb」などです。
マイクロ・ブルワリーが人気のあるビールに特別な名前を付けて、そのレシピ通りに作れば何度でも同じ味のビールが出来ると思うのですが、この店では一回きり! なのです。それが売れてしまったら「The End」という一種はかない味のビールです。はかないからこそ、人々は何度も足を運び「この味は今日だけ!」の味を楽しむということなのでしょう。
名前といえば、台風はハリケーンにつける名前も同じことで、いずれ名前の選択肢がなくなってしまうのではないか? と余計な心配をしている私です。台風の名前に関しては、絶対に日本式が素晴らしいと思います。毎年台風1号から始まり、その年の中で完結します。翌年にはまた1号から始まるこの方式は分かりやすいですよね。
しかし、ビールに関しては、このユニークな名前こそが、たった一つのビールに一つだけ!というのがぴったりなのかもしれませんね。
ユニークなビールの名前に「乾杯」!
日本でも地ビール作りが盛んだと思いますが、アメリカでも様々な場所で地元だけの地ビールが盛んに作られています。いわゆる「マイクロ・ブルワリー」と呼ばれる小さなビール工場で作られるビールは、地元の水や原材料によっても味が変わるため、ここだけの味! というのを売り物にしています。
私が良く行くレストランでも、このマイクロ・ブルワリーを持っていて、毎回行くたびにバーの黒板に名前が書いてあり、それが売れてしまえば、黒板の名前を消していく、という実に限られた少量を提供しているお店があります。
私が興味深く思うのは、その名前です。どうやって考え出すのか? とてもユニークな名前が多くて、毎回毎回違った名前がついているのです。いずれ、名前のアイデアが無くなってしまうのではないか? と思います。「ローラースケート」とか「ジュース・bomb」などです。
マイクロ・ブルワリーが人気のあるビールに特別な名前を付けて、そのレシピ通りに作れば何度でも同じ味のビールが出来ると思うのですが、この店では一回きり! なのです。それが売れてしまったら「The End」という一種はかない味のビールです。はかないからこそ、人々は何度も足を運び「この味は今日だけ!」の味を楽しむということなのでしょう。
名前といえば、台風はハリケーンにつける名前も同じことで、いずれ名前の選択肢がなくなってしまうのではないか? と余計な心配をしている私です。台風の名前に関しては、絶対に日本式が素晴らしいと思います。毎年台風1号から始まり、その年の中で完結します。翌年にはまた1号から始まるこの方式は分かりやすいですよね。
しかし、ビールに関しては、このユニークな名前こそが、たった一つのビールに一つだけ!というのがぴったりなのかもしれませんね。
ユニークなビールの名前に「乾杯」!
2024年10月22日
【From America】「ニューイングランド地方の秋の風物詩」
アメリカのウインドゲイト緑です。
アメリカのニューイングランド地方はすっかり秋の雰囲気になりました。秋と言えば、紅葉が綺麗な時期です。それと同時に、収穫の秋でもあるのです。あちこちの街にはアップル・フェスティバルなどと銘打って、採れたての果物や野菜を売るテントが出来て、アップルパイなどの品々を売るイベントが盛んです。
大きなファームを所有しているところは、広大なトウモロコシ畑に迷路(これをコーン・メイズと呼びます)を作って、子供から大人までが楽しむことが出来ます。トウモロコシはとても背が高いので、大人でも迷路の先は見えません。一旦入ってしまったらその迷路を出るまでは誰も助けてくれないので、本当に迷子になってしまう事もあります。一人で迷路に入るのは止めた方が良いかもしれませんね。大がかりなものは、空から見ると形がスヌーピーだったり、文字や数字だったり、それは素晴らしい物もあります。
リンゴを使った商品と言えば、アップルパイやリンゴのジャムなどがすぐに思い浮かぶと思います。アメリカでは、リンゴを絞ったジュースを「アップル・サイダー」という名前で販売しています。サイダーという名前を聞くと、三ツ矢サイダーという言葉に代表されるように、甘い炭酸飲料を思い浮かべるでしょう。しかし、これはオレンジ色をした100%果汁の透き通っていないリンゴジュースです。このアップルサイダーを材料に入れて作ったドーナッツもまたこの時期の名物でしょう。
そして、アメリカには地域だけの遊園地の出前のような「カントリーフェアー」が開催されます。日本なら遊園地にお客さんが出向いて楽しむ、という形を取り、様々な乗り物も固定されています。所が、アメリカは実に大きな大陸ですから、デイズニーランドに行きたいと思っても、ロサンゼルスかフロリダに住んでいる人以外は、海外旅行みたいに飛行機に乗っていくしか方法がありません。
そこで、限られた乗り物ではありますが、期間を決めて遊園地が出張してきて、その町の人たちが手軽に行かれるようにします。映画でそんな田舎町に遊園地がきたり、そこでゲームをしたりしている場面をご覧になったことがあるでしょうか。ボールを投げて(又はおもちゃのピストルなど)で棚の人形を倒したら、賞品をもらえる、というゲームは有名ですね。これは、日本のお祭りの金魚すくいなどのゲームに似ていると思います。
秋は暑くもなく、寒くもなく、屋外でこんな楽しみが出来る限られた時期です。紅葉が始まり、枯れ葉掃除が終わったら、雪の時期になるので、この限られた秋の時期を楽しみにしている子供たちが実に多いです。
アメリカのニューイングランド地方はすっかり秋の雰囲気になりました。秋と言えば、紅葉が綺麗な時期です。それと同時に、収穫の秋でもあるのです。あちこちの街にはアップル・フェスティバルなどと銘打って、採れたての果物や野菜を売るテントが出来て、アップルパイなどの品々を売るイベントが盛んです。
大きなファームを所有しているところは、広大なトウモロコシ畑に迷路(これをコーン・メイズと呼びます)を作って、子供から大人までが楽しむことが出来ます。トウモロコシはとても背が高いので、大人でも迷路の先は見えません。一旦入ってしまったらその迷路を出るまでは誰も助けてくれないので、本当に迷子になってしまう事もあります。一人で迷路に入るのは止めた方が良いかもしれませんね。大がかりなものは、空から見ると形がスヌーピーだったり、文字や数字だったり、それは素晴らしい物もあります。
リンゴを使った商品と言えば、アップルパイやリンゴのジャムなどがすぐに思い浮かぶと思います。アメリカでは、リンゴを絞ったジュースを「アップル・サイダー」という名前で販売しています。サイダーという名前を聞くと、三ツ矢サイダーという言葉に代表されるように、甘い炭酸飲料を思い浮かべるでしょう。しかし、これはオレンジ色をした100%果汁の透き通っていないリンゴジュースです。このアップルサイダーを材料に入れて作ったドーナッツもまたこの時期の名物でしょう。
そして、アメリカには地域だけの遊園地の出前のような「カントリーフェアー」が開催されます。日本なら遊園地にお客さんが出向いて楽しむ、という形を取り、様々な乗り物も固定されています。所が、アメリカは実に大きな大陸ですから、デイズニーランドに行きたいと思っても、ロサンゼルスかフロリダに住んでいる人以外は、海外旅行みたいに飛行機に乗っていくしか方法がありません。
そこで、限られた乗り物ではありますが、期間を決めて遊園地が出張してきて、その町の人たちが手軽に行かれるようにします。映画でそんな田舎町に遊園地がきたり、そこでゲームをしたりしている場面をご覧になったことがあるでしょうか。ボールを投げて(又はおもちゃのピストルなど)で棚の人形を倒したら、賞品をもらえる、というゲームは有名ですね。これは、日本のお祭りの金魚すくいなどのゲームに似ていると思います。
秋は暑くもなく、寒くもなく、屋外でこんな楽しみが出来る限られた時期です。紅葉が始まり、枯れ葉掃除が終わったら、雪の時期になるので、この限られた秋の時期を楽しみにしている子供たちが実に多いです。