ウインドゲイト緑

2024年08月09日

【From America】「レイダーズスタジアム見学」

アメリカのウインドゲイト緑です。

オリンピックゲーム、そして続いてパラリンピックの試合を観戦すると、スポーツ観戦がいかに人々の心に感動と勇気を与えてくれるものかということを実感しますね。
オリンピックは4年に一度ですが、野球、フットボール、アイスホッケー、バスケットボールなど様々なプロ・スポーツは毎年行われているので、こちらも人々に沢山の感動を与えてくれますね。

これらのスポーツが行われるスタジアムも様々な工夫をして、観戦に来るお客様を満足させることに余念がありません。アメリカでは、フットボールが大人気です。アメリカの国民的なスポーツと言っても良いくらい、老若男女みんなが大好きなスポーツです。
今年2024年2月に行われたフットボールの最高峰を決めるスーパーボールは、ラスベガスのレイダーズスタジアム(Allegiant Stadium)で行われました。このスタジアムは最新のスタジアムで、様々な工夫が駆使されている、と聞いていました。フットボールの試合が行われていない時期にはスタジアム見学が出来る、ということで、前々から興味を持っていたので、見学ツアーに参加してみました。

ツアーに参加すると、スタジアムに試合を観に行った時には入れないような、選手のロッカールームやオーナー専用の部屋、実況中継をするガラス張りの部屋など、様々な場所に入ることが出来て、TVで見ている試合がこんなにも沢山の裏方さん達のご苦労のお陰で行われるという事が実感できます。

レイダーズスタジアム見学中でも私がとても驚いたことをお伝えしたいと思います。フットボールの試合は美しい緑の芝生の上で行われます。しかし、ラスベガスは砂漠地帯であり、高温で湿度が物凄く低いので芝生を最高のコンデイションに保つのは至難の業です。ガイドさんの説明によれば、「現在皆さんが見ているのは人工芝です。試合のない時には人工芝を敷き詰めていますが、本番の試合の時には本物の芝生にするのです」「最高のコンデイションの芝生は温室で丁寧に育てられ、ここに運ばれてきて、スタジアムの観客席の下にあるあの場所から出て来て、スタジアムに敷き詰められることになります」という話にびっくりしました。確かに、芝生が登場する大きな開口部を目にすることが出来ました。

皆さんもご存知の噴水で有名なラスベガスのカジノホテル、ベラージオには植物園があり、実に美しいディスプレイを季節ごとに見せてくれます。そこには裏方に大勢のスタッフが働いていて、植物の管理をしっかりしていることは知っていました。その技術がきっとこのスタジアムの美しい緑の芝生にも生かされているのだろう、と想像しました。

素晴らしいスポーツの試合を私たちが見ることが出来るのは、このような沢山の裏方さん達のお陰であることを改めて知って、今後TVで試合を観戦する時には感動が倍増すること間違いなしです。

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2024年07月30日

【From America】「ガソリンスタンドの会計に気を付けて」

アメリカのウインドゲイト緑です。

日本で車のガソリンを入れる時に、最近は殆どがセルフサービスになりましたね。アメリカでは日本よりずっと早くからセルフサービスの方式が導入されています。日本では現金を入れて、ガソリンを自分で入れて、おつり用の機械があって精算する、という方式があるので、クレジットカード決済をしなくても良いのですが、アメリカはカード社会です。現金を入れる機械は設置されてなくて、現金を使いたい場合には、お店の中に入って店員さんにお金を渡して、xxリットルお願いします、と言ってガソリンの機械の設定をお願いすることになります。従って、殆どの人はガソリンのタンクに備えてある機械でクレジット決済することになります。

全てが順調に進んでいるなら良いのですが、世の中には悪いことを考える人が居て、ガソリンスタンドの給油の機械に備えてあるクレジットカードの機械に細工をして、カード情報を盗むことが多発しています。
日本もアメリカもガソリンスタンドは屋外ですから、店の人は誰かが車を停めてクレジットカード機能に細工をしているかどうか、見張っていることは出来ません。知らない間に、小さな読み取り機を設置されてしまい、お客さんが「お宅でガソリンを入れたら、カード情報が盗まれて、大変迷惑をした」と苦情が来ても、どうにもなりません。私も 知人から「〇〇のガソリンスタンドは危ないから、あそこでガソリンを入れない方がいいわよ。気を付けてね」と教えてもらったこともあります。

ガソリンスタンド最近、コストコのガソリンスタンドを見ると、クレジットカードで決済する機械に大きなテープが張ってあります。これなら安心です! はめ込み式のカード決済の機械は、誰かが取り外して細工をして、また元に戻しても今までは分かりませんでした。ガソリンスタンドは基本24時間営業です。夜中のお客が少ない時に、細工をすることなんて「朝飯前」の作業でしたが、このシールのお陰で私も安心してクレジットカードを使うことが出来るようになりました。

クレジットカードは便利ですが、それに伴う犯罪も色々あるので、カードを使う時には細心の注意が必要です。またお店の側も、お客様に安心して使って貰えるように努力が必要ですね。

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2024年07月23日

【From America】「ラスベガスのホコリとアレルギー」

ベラージオアメリカのウインドゲイト緑です。

最近は世界中の天候が変わってきて、日本でも竜巻が起るようになりましたね。以前は、竜巻と言ったら「オズの魔法使い」を思い出し、アメリカのカンザス地方にしかない気象現象だと思ったものです。

竜巻というと、大きなものは木々をなぎ倒し、家を壊して、大きなトラックまでも空に舞いあげるほどの力をイメージしてしまいますね。でも アメリカでは本当に小さいミニ竜巻のようなものは、結構身近に起こることがあります。夏が暑い、ということで有名なのは、アメリカではアリゾナ州とかネバダ州が挙げられると思います。
私の家があるラスベガスでは、急激に開発が進んでいますが、それでもまだ建物が建っていない更地があちこちにあります。湿度が低く、気温が高く、風が強い、という条件が重なると、あちこちに「Dust Devil」(ダスト・デビル)と呼ばれるミニ竜巻のような現象が起きます。

車で走っていると、遠くにミニ竜巻のようなくるくると渦を巻いてホコリが舞い上がっています。それを見ると、「あっ、ダスト・デビルだわ」と思います。風の強い日には「砂嵐」も起こりますから、車を運転していても前が全く見えない、という危険な状態になる事もあります。
そうなんです。ラスベガスは砂漠、と言われますが、「月の砂漠を〜」という歌を思い浮かべるとちょっとイメージが違ってきます。日本なら鳥取砂丘のような、何もない砂だけの砂漠を思い浮かべるのですが、ラスベガスが砂漠なのだ、ということを強く感じるのはこんなミニ竜巻や砂嵐を見る時です。

最近はアレルギー症状が出て困っている人が、ラスベガスの私の身近なところに多くいます。皆さん、一応コロナやインフルエンザを気にして、咳が酷いのでお医者さんに行くと、「アレルギー」です、と診断されるそうです。どうやら、この建築現場のホコリが原因ではないか、と言われているのです。目に見えような小さな粒子の砂ぼこりも気を付けたいですね。

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2024年07月16日

【From America】「ソフトシェルクラブ」

アメリカのウインドゲイト緑です。

皆さんは、蟹はお好きですか? 私は蟹が大好きです。日本には様々な蟹があり、花咲ガニ、越前ガニ、松葉ガニ、などなど たくさんのカニがありますね。アメリカではアラスカン・キングクラブ、スノー・クラブ、ダンジョネス・クラブなどが挙げられると思います。

ソフトシェルクラブさて、この時期になると、アメリカではソフトシェルクラブという脱皮直後のカニを食べることが出来ます。これは、ブルークラブと呼ばれる種類のカニだそうです。アメリカの東海岸で取れるカニで、から揚げにして食べるのが一般的な食べ方です。旬は4月から9月とのことで、私は毎年この時期を楽しみにしています。

今年もソフトシェルクラブの時期がやってきました。カニは普通甲羅が固いので、甲羅を割って食べますが、脱皮直後のカニは甲羅もそのまま食べられます。脱皮して大きくなろうとする時期なので、味もぐっと濃いので本当に美味しく頂けます。

アメリカの東海岸で蟹、と言えば、メリーランド州のチャサピーク湾が有名で、一生に一度はここの蟹フェスに行ってみたいと思っています。

日本の皆さんも夏に東海岸を旅行する機会があれば、メニューにソフトシェルクラブがあったら、是非とも味わってください。一度で大ファンになると思います。

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2024年06月25日

【From America】「ライム病の原因のTickというダニ」

アメリカのウインドゲイト緑です。

前回は、アメリカ東海岸の初夏の様子をお知らせ致しました。庭掃除や芝生の手入れ、そして花壇や木々の根元にMulchと呼ばれるウッドチップを広げる作業が忙しい時期です、とお伝えしました。

その作業中に気を付けなければいけないのがTickと呼ばれる鹿が運んでくるダニです。これに刺されるとライム病という怖い病気になってしまうのです。ライムと聞いて、先ず思い浮かぶのはレモンに似た果物のライムではないでしょうか? 果物はLimeとつづりますが、この病気の名前はLymeというスペリングになります。その由来は、アメリカ東海岸コネチカット州にLymeという地名の場所があり、ここでこのTickというダニが原因の病気が多く発生したことから由来してこのライム病という名前が付きました。

この地方は自然が豊かなので、庭のあちこちに鹿がやってきます。その鹿によって運ばれたダニは庭木の枝や葉っぱについてしまいます。庭掃除をして人間が枝や葉っぱに触れるとそこからジャンプして今度は人間に乗り移ります。サイズはとても小さくてゴマの粒くらいですから、殆ど気が付きません。そして、このダニに刺されるとその細菌が血液に乗って身体全体に回ってしまい、発熱、筋肉痛、心臓、神経、最終的には脳や神経をも侵される怖い病気です。刺されても蚊に刺された時のように痒みが出るわけではないので、先ず気が付きません。そのうちに刺された場所を中心に、丸くて赤い斑点が出るのが特徴とされていますが、自分の体を全部見ることは出来ないため、見逃してしまう事も多いそうです。

このライム病にかかった人で有名なのは、歌手のジャスティン・ビーバーさんとかアレック・ボールドウィンさんもかかったことがあるそうです。ちなみに、私も2回ほどこのTickに刺されました。庭仕事をする時には気を付けて長袖に長ズボン、帽子をかぶり、肌を出さない様に気を付けるのですが、それでもどこかから衣服の中に侵入してしまうのですね。一回は腕でしたから、シャワーを浴びた後に何やら黒いものが付いているのに気が付きました。身体の半分を肌に突っ込んでいましたから、ピンセットでつまみだし、お医者様に駆け込みました。
もう一回は何と髪の毛の中、うなじのあたりに見つけました。こちらは、シャワーとシャンプーの後に髪の毛を乾かしている時に、何やらポツンとしたものが指に触れて、変だな?と思って、見てもらった所、Tickでした。この時もお医者様に駆け込みました。

ウッドチップ1回目は20年以上前のことですが、「今すぐに血液検査をしても、結果は出ません。24―48時間くらいしないと細菌が身体中に行かなので、、、、」 「体中に細菌が回るまで、待てません! 何とかしてください!!」 それなら、今直ぐ抗生物質を飲んで、身体中に細菌が回る前に治療することも出来ます、というので、お願いして抗生物質を頂き、事なきを得ました。
2回目は今年の6月です。20年以上も時間が経っているので、医療も進歩したでしょうし、私も経験を生かして、「今すぐにお薬を飲みたいです」とお願いして、再び事なきを得ました。
と、まあこんな具合でコネチカット州の生活は、Tickというダニとの闘いでもあります。庭掃除に限らず、ハイキングなどして自然の中を歩く時にも細心の注意が必要です。そして、万一このダニに刺されてしまったことが分かったら、すぐに抗生物質の薬を飲むことをおススメします。

日本でも大変少ない数ではあるそうですが、このダニに刺されるケースが報告されているそうです。どうぞ皆様も気を付けてくださいね。

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