【双子の童謡歌手】

2013年04月10日

合唱コンクールとヒットソング

春になり、新たな一年が始まる季節となりました。学校の新学期が懐かしい今日この頃です。
そんな季節に合わせて、合唱と歌の話題です。

学校と言えば、誰しもが一度はした事のある、合唱。
この時期に合わせて、発表されるのが、Nコンの課題曲です。
Nコンとは、NHK学校音楽コンクールの事です。(私達にとって実はNコンは2つあるのですが、もう1つの方、NHK杯学校放送コンテストについては、また別の機会に書きたいと思います。)
小中高3部門に分かれ、それぞれ学校が課題曲と自由曲を歌って競います。
夏から秋にかけて地域予選などを行い、決勝は、全国から選ばれた10校が、紅白歌合戦の会場でもある、あのNHKホールを舞台に競うのです。

残念ながら私達は参加した事はありませんが、テレビで放映されるこの憧れのコンクールが大好きで、毎年楽しみに観ていました。

さて、毎年新しく発表される課題曲は、著名な詩人や作曲家が手掛けています。高校は難易度の高い大曲、小中校は親しみやすい曲が多いのですが、ここ数年、ある特徴があります。

それは、毎年、小中校のどちらかの作詞作曲を、その時活躍している歌い手が担当している事。
そしてその曲は、時として作った歌い手本人も歌い、その年のヒットソングになる事もあるのです。

例えば、アンジェラ・アキさんの『手紙〜拝啓 十五の君へ〜』や、いきものがかりさんの『YELL』などは、合唱を知らなくても、ご存知の方も多いと思います。意外と思われるかもしれませんね。あるいは、紅白にも時折出演したり、Nコン参加校を廻るドキュメント番組が流れたりするので、見覚えある方もいるかもしれません。

この課題曲、隠れた名曲も多い、と個人的には思っています。

 先の2曲の他にも、森山直太郎さん・御徒町凧さんの『虹 』やゴスペラーズさんの『言葉にすれば』など、心に残った歌が沢山ありますが、

今回特にお薦めしたいのが、ドリーム・カム・トゥルー吉田美和さんの『未来を旅するハーモニー』です。
年度の小学校課題曲だったのですが、コンクールで歌うこどもたちを歌った歌詞になっています。

Nコンの決勝戦では毎回、審査・結果発表・表彰式が終わった最後に、会場にいる参加者全員で課題曲を歌って終わります。頑張ってきた仲間と課題曲を歌う最後の機会であり、勝てた喜び、負けた悔しさで多くが泣きながら歌う場面となるのですが、

『未来を旅するハーモニー』は、まさにその瞬間の為に作られたような曲です。 歌詞がこどもの声にぴったりでとても可愛らしく、そして胸がきゅんとなります。

機会あれば、ぜひ一度聴いて、歌詞を見てみていただきたい一曲です。
こちらのサイトで過去の課題曲を聞くことができるので、ご興味のある方はぜひ!
http://www.nhk.or.jp/ncon/juke_box/index.html

ぴのん のぞみ


aokijuku at 22:21|この記事のみを表示コメント(0)

2013年04月03日

歴史と歌と子ども教育と。

P1070483 個人的に、これから生きていくテーマの一つとしているのが、「歴史」です。
元々歴史や神話が好きで、私の場合、大学でも歴史を学んでいました。歌の道に進むことを決める前は、子供向けの(しかし大人が観るのにも十分耐えうる)面白い歴史・神話テレビ番組を作るディレクターになりたいと考えていました。
童謡を歌う方へと大きく進む方向を変えた私ですが、一方で先程の夢を完全に諦めたつもりもないのです。

というのも、最近気付いたのですが、古代ギリシャでは神話歴史は詩人によって歌われ、芸術の女神達(ムサ、またはミューズ)が司るものの中には芝居、詩、音楽に並んで歴史もちゃんといるという事。日本でも古事記は暗唱されたものを書き取ったものですし、平家物語も琵琶法師が歌い継いだりと、古くから歌によって歴史や神話は伝えられてきた部分があり、歌と歴史・神話は実は繋がってるのだと思うのです。

ですから、具体的には今はまだ何も分かりませんが、興味を向け続けていれば、いつかは現代に合った形で歌と歴史が繋がるのでは、と考えています。

もうひとつ、童謡を通しての子どもの教育にも関心を持っています。
野口先生がよくレッスンの際教えて下さるのですが、ウィーンでは子どもの感性を育てる教育が盛んなのだそうです。私達も野口先生と同じように日本の子どもたちにも感性を育てる教育が大事だと考えるようになりました。

私達も歌、童謡や子どもの歌、音楽を通して、また、歴史神話など私達の好きなものも合わせて、日本の未来を創る子どもたちの教育に貢献出来ないか。

それがライブ活動や歌手活動を通じてになるのか、テレビ番組という形になるのか、将来的に子ども合唱団を作りながら教えていくのか、あるいはもっと別の展開が待っているのかわかりませんが、いずれにせよ、そんな志…というと大袈裟なので目標としましょうか、それを実現する為に、今は学び、経験・実力・知識をつけたい。そんな事を考えてみたりしている、春の昼下がりでした。

(ぴのん のん)


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2013年03月30日

古事記ことば


P1070388今回は古事記の言葉で気になった事です。

古事記は中学時代に漫画で初めて触れ、ギリシャ神話と並んで日本神話も好きになりました。色々と見方がある古事記ですが、言葉や文化、考え方や世界観など、今の私達のルーツが少しずつ垣間見えてきて、面白いと感じています。 
 
さて、大学で古事記研究会に参加してみた時に聴いた、言葉に関するお話をご紹介します。
 登場するのは、日本を作った神・イザナギと女神・イザナミが結婚する際、天の御柱で声を掛け合う場面。

イザナミ
「あなにやし、えをとこを」
イザナギ
「あなにやし、えをとめを」(岩波文庫『古事記』より抜粋)

 意味としては、「あれまあ、いい男だなあ」「あれまあ、いい女だなあ」と言ってるのですが、ここで注目するのは、「をとこ」と「をとめ」です。
「をとこ」は、もちろん男子の事です。しかし「をとめ」は、「をとこ」と対になっているので、女子全般を意味してるのだそうです。

つまり、今は「男と女」で対になっているのが、古事記の時代には一音違いの
おとこ と
おとめ だったそうなのです。

 古事記は昨年、出来てから1300年を迎えたそうですが、男という言葉はずっと同じ意味で今も使われてるのに対して、
 乙女という言葉は、1300年経つ内に、女子全般を意味する言葉から、特定の年齢層の女性を表す言葉へと、微妙に変化した事がわかります。

そんな、言葉に注目してみながら古事記を読むのも、とても興味深いですね。まだまだ全部読破出来てませんが、ちょっとずつ読んでいきたいと思います。
                               (ぴのん のぞみ)


aokijuku at 00:30|この記事のみを表示コメント(0)

2013年03月20日

3月24日(日) ぴのん のライブがあります

【ライブ日程に関してお知らせ】

今日は今月のライブについてお知らせを致します。

23日(土)にで開催予定だったカワイ千葉でのライブが、諸事情により開催できなくなってしまいました。
楽しみにしてくださっていた皆様、本当に申し訳ございません。心よりお詫び申し上げます。
24日(日)は予定通り開催致します。

一回だけとなってしまった分、この一回に全力で臨みたいと思います。
楽しみにしていてください!

<矢野誠 ライブ>
メインテーマ 矢野誠+こども
谷川俊太郎 詩集「すき」より
3月24日日曜日 開場14時30分
会場 ライブハウス 奇聞屋 (杉並区西荻南 3-8-8-B1)
ゲスト ぴのん



aokijuku at 12:57|この記事のみを表示コメント(0)

2013年03月13日

ライブ日程のお知らせ

【ライブ日程に関してお知らせ】P1070388

今日は今月のライブについてお知らせを致します。

23日(土)にで開催予定だったカワイ千葉でのライブが、諸事情により開催できなくなってしまいました。
楽しみにしてくださっていた皆様、本当に申し訳ございません。心よりお詫び申し上げます。
24日(日)は予定通り開催致します。

一回だけとなってしまった分、この一回に全力で臨みたいと思います。
楽しみにしていてください!

<矢野誠 ライブ>
メインテーマ 矢野誠+こども
谷川俊太郎 詩集「すき」より
3月24日日曜日 開場14時30分
会場 ライブハウス 奇聞屋 (杉並区西荻南 3-8-8-B1)
ゲスト ぴのん


aokijuku at 00:05|この記事のみを表示コメント(0)
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