2024年11月23日

ビュッケブルグ歳時記 333

アンペル連合党の破滅後は?


 FDP( 自由民主党)の経済大臣 Lindnerの退職 から、アンペル連合党の政治が崩壊し、現在、この国の政治が停止状態にあることは日本にも報道されていると思います。この始末は多分、2025年の2月に新たに選挙が行われて、新しい政党、政治家が選ばれ、国会が新しくなり、政治を行うという結果になるというのが今の所のドイツの政治社会状態のようです。

 その中で今、一番国民の興味を惹きつけているのが、新しい国会になった時、新しく選ばれる首相が誰かということのようですので、それについてお知らせしてみます。


 今までの首相、SPD(社会民主党)のオーラフ・ショルツか、現在の防衛大臣、これも SPD のボリス・ピストリウスの二人が候補に上がっていて、この二人の力量が、測られ、比較されているのです。

* ショルツ首相は今まで首相として大層な仕事してきたが、今になってみると残念ながら”アンペル連合党の仕事であった”と 悪評になる可能性が大きい。そこから首相の席はピストリウスに譲らなければならない可能性が大きい。

* そしてまた、国民の中ではアンペル連合党の崩壊の元になったと誤解する者が多いという不公平な状態にになっているのも残念。

* ショルツ首相のウクライナ戦争に対する処置も立派であったにも関わらず、コミュニケーションが行き渡らなかったなどの酷評があったのは残念である。


 ここまで書いて、あとは夜8時のニュースを聞いてからと思っていたのですが、そのニュースで防衛大臣ピストリウスが総理大臣選挙に立候補をしないとの声明を出したことが発表されました。11月20日と21日の新聞の政治欄の大半を使って、二人の業績を市民に知らす記事の半分が無駄になってしまったわけです。

 このニュースで、来年の選挙でどの党の代表者が新しい首相になるか、全くわからなくなってしまったのです。選挙の後、首相が決まった時にはお伝えしますので、今回のBlogが中途半端なことをお許し下さい!

aokijuku at 00:30│コメント(0)

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