2024年11月09日

ビュッケブルグ歳時記 332

トランプ米新大統領の誕生について


 昨日、終局のあった米大統領選出の結果が、ドイツの経済界にどのように影響するかとのベルリン新聞記事が目入りましたのでお伝えしてみます。

* 現在、アメリカ在の独の産業はそのほとんどが満足な業績を上げているのだが、トランプ大統領になって産業政策がより厳格になる可能性はあるのかという問いに対する答えとして、例えば商業のバリケードが多くなったり、商品納入方法に障害が出てくる可能性はあるが、世界の他の地域よりも、対アメリカの方が処理しやすいと思うという意見が、答えとして独の商工会議所から出ている。

* この国の商工会議所は、月曜日に3500社の海外業者に対して次ような問いを出したのだが、ーこの3500社の55%が在アメリカの会社であるがー 8%の会社だけが ”見通し悪” との答えで、38%の会社は今後12ヶ月の見通し ”良し” との見解である、との結果を発表している。27%の会社、特に、自動車会社、機械製造社 などの会社は米国からのXXを望んでいる、との状況を発表している、

* 「新しい大統領になった」ということは起業家達にとってある種の ”緊張” をもたらす。この緊張とは「投資を控える」ということである。このような結果になる場合を考えて、経済界が一時期、活動を控えるということも考えられる。

* アメリカで事業をしているドイツの会社の37%は投資額を増やそうとしている。18%は減らそうとしている。この事実はアメリカの経済界にとって良い将来を示すものであると言える。「新しい大統領になることがこの経済界の状況をネガテイブな方向にならないことを望む」というのがドイツの経済界からの声である。

* 相手国の選挙はがドイツの実業家にとって問題になるのは ”関税” である。この税問題は大西洋の向こう側の国々との問題だけではなく、中国とメキシコとの問題にもなってくるのでもあるから。

* このような事業に関する問題点が来春早々に米国にくるかという問いに対して49%の実業家が肯定の返事をしている。21%の実業家はその後に何らかの制限が強いられるだろうとの意見で、33%の意見は納入網の制限が加わるだろうとの意見。このような障害があっても、アメリかの市場はドイツにとって重要な市場である。

* 約1Million のドイツの企業家とそこでの労働者の会社の行末は揺るぎがないと思われる。46%の会社創立のプランも聴こえてくることは、アメリカ市場が ”経済成長激励所” であることを意味している!


 このような事項が、昨日の米国大統領決定に次いで出た新聞記事です。

aokijuku at 00:30│コメント(0)

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