2024年10月26日

ビュッケブルグ歳時記 331

3人の政治家、3種類の計画。だがそこには合意がない!


 今朝の新聞の政治欄が、首相のScholz、大蔵大臣のLindner(FDP(自由民主党)、経済大臣のHabeck ( みどりの党)の3人の大きな写真で、それに添えられた見出しがこの表題でした。

 そして「ドイツは今、経済的に大きな危機の上に立っている。3人の政治家はそれぞれの分野での解決策を持っているにもかかわらず、その策を協議しても ”同意” が無く、彼らの案の上には解決策がないことが残念」という説明が続いていました。

 このドイツ経済についての批判は米国からの叱責の結果と見られる可能性も大きいとの言葉に続いて、他の国々は経済が順調に伸びているのに、ドイツとイタリアは難航しているという意見も添えられているのです。


 次に3大臣の持つ ”経済設計図” を見てみよう」との記事が続いています。

* Scholz首相 は「協定」を望んでいる。
 Scholz首相が望んでいる形とはある種の「協定』で、1960年にはSchillerが、1990年にはSchroeder首相がこの方法によってドイツの経済を守った例が挙げられ、Scholz首相は来週この形を実行に移す予定を持っていると書かれています。

 ただ今の国状は非常に難しくこれを変えるには業界にある ”働き場” を無くさない、”そこで真面目に働く” ぐらいしか方法はない、と言っているそうです。今まで残っている働き場で、これからも働くという方法しかないということだと思われます。

* 次に Lindner 大蔵大臣は Buergergeld を受ける人たちに今後、受ける金額を一括して給与するようにする。それによって、救助金の行方を自分で決定することになり、これは家屋の大きさや暖房の方法の節約につながる思われるとして、ここで多額の節約につながるとしています。

* 最後に Habek 経済相の Infrastruktur(交通網、労働力など、高度の経済を支えるに必要な下部施設)とは、”国家投資フォンズ” を作ることで、これの役目は下部施設を常時、整備状態に維持することである。etc,


 ずいぶん、大雑把に書きましたが、今のドイツはこのように酩酊しているのです。何もかも遅れをとっているという感じがします。
 世界中の国々がそれぞれ、すこしづつでもパンデミーから、インフレから、不景気から, etc から回復しているというのに、ドイツは事柄も、精神も、全てが遅れているように思われるこの頃です・・・

aokijuku at 00:30│コメント(0)

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