2024年10月01日

【From America】「コネチカット州の電気代が高騰」

アメリカのウインドゲイト緑です。

日本は猛暑が続き、今年の夏は皆さんの電気代もかなり高くなったのではないでしょうか。私が現在住んでいるアメリカのコネチカット州では、電気代が大幅に値上がりして、皆の不満があちこちで聞かれます。

この電気代の高騰は、夏の暑さでエアコンの使用が多い、ということではなくて、実はEV(電気自動車)の普及に合わせて、州があちこちに電気自動車の充電器を備えたからだ、と言われています。人々の不満は、電気自動車を所有していない人たちにも均等に電気代値上がりの負担を強いて、電気代を上げるのはひどいではないか、という声です。
電気会社は、全てが電気自動車の充電器設備のせいではなく、コロナ禍で電気代が支払えなかった人たちの分をみんなで負担している分もある、と説明していますが、一般の人たちの気持ちは収まらないようです。

テスラ世界的に電気自動車の普及を促していることは周知のことですが、では本当にそれだけアメリカ国内で電気自動車は普及しているのでしょうか? アメリカで一番よく見かける電気自動車は何といってもテスラ社の電気自動車です。アメリカ車ですから、当然と言えば当然のことですね。
今までは自動車と言えば日本製の車(トヨタ、ホンダ、日産など)が多く道路で見かけられていました。その後、ハイブリッド車のトヨタのプリウスはとても人気がありました。その延長線上で、日産のリーフなどの日本産電気自動車が人気なのか? と思ったら、そうではないようです。電気自動車の分野での日本車のアメリカ進出は出遅れている感じがします。

日本とは比べ物にならないほど広い国土を持つアメリカですから、一旦車を充電して家を出たとしても、どこまで行かれるのか? 途中で充電が必要になったら、充電施設があっても充電する時間が勿体ない、と思う人は多いと思います。ガソリン車なら、ガソリンスタンドで給油してコーヒーを飲んですぐに又道路に戻れます。そのような課題が多い中で、充電施設を増やすから電気代が上がる、というのは一般人にはなかなか納得のいかない説明のようです。

これから秋に向かいエアコン使用の機会は減りますが、この電気代高騰問題はまだまだ話題になりそうです。

aokijuku at 00:30│コメント(0)

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