2024年07月23日
【From America】「ラスベガスのホコリとアレルギー」

最近は世界中の天候が変わってきて、日本でも竜巻が起るようになりましたね。以前は、竜巻と言ったら「オズの魔法使い」を思い出し、アメリカのカンザス地方にしかない気象現象だと思ったものです。
竜巻というと、大きなものは木々をなぎ倒し、家を壊して、大きなトラックまでも空に舞いあげるほどの力をイメージしてしまいますね。でも アメリカでは本当に小さいミニ竜巻のようなものは、結構身近に起こることがあります。夏が暑い、ということで有名なのは、アメリカではアリゾナ州とかネバダ州が挙げられると思います。
私の家があるラスベガスでは、急激に開発が進んでいますが、それでもまだ建物が建っていない更地があちこちにあります。湿度が低く、気温が高く、風が強い、という条件が重なると、あちこちに「Dust Devil」(ダスト・デビル)と呼ばれるミニ竜巻のような現象が起きます。
車で走っていると、遠くにミニ竜巻のようなくるくると渦を巻いてホコリが舞い上がっています。それを見ると、「あっ、ダスト・デビルだわ」と思います。風の強い日には「砂嵐」も起こりますから、車を運転していても前が全く見えない、という危険な状態になる事もあります。
そうなんです。ラスベガスは砂漠、と言われますが、「月の砂漠を〜」という歌を思い浮かべるとちょっとイメージが違ってきます。日本なら鳥取砂丘のような、何もない砂だけの砂漠を思い浮かべるのですが、ラスベガスが砂漠なのだ、ということを強く感じるのはこんなミニ竜巻や砂嵐を見る時です。
最近はアレルギー症状が出て困っている人が、ラスベガスの私の身近なところに多くいます。皆さん、一応コロナやインフルエンザを気にして、咳が酷いのでお医者さんに行くと、「アレルギー」です、と診断されるそうです。どうやら、この建築現場のホコリが原因ではないか、と言われているのです。目に見えような小さな粒子の砂ぼこりも気を付けたいですね。
aokijuku at 00:30│コメント(0)│