2024年06月18日

【From America】「アメリカの東海岸は初夏の賑わい」

アメリカのウインドゲイト緑です。

日本は美しい新緑の時期を楽しんでいると、あっという間に梅雨になってしまいますね。アメリカの東海岸地方は、日本より少し季節が変わるのが遅いのですが、梅雨がないので晩春というか初夏の美しい季節になりました。

鳥の巣木々の葉が青々と茂ってくる頃、野鳥たちは巣作りに精を出します。鳥たちはあちこちから細い木の枝や草を集めて、巣を作り始めます。聞くところによると、青い色のブルーバードはオスが一人で頑張って巣を作り、出来上がった時点でメスを連れて来て見てもらいます。メスが気に入れば、そこで交渉成立。卵を産んで育てます。でも、メスはなかなか気難しくて、OKを出してくれないこともしばしばあります。可哀相に頑張ってオスが作った巣は無駄になってしまうのかな? と思っていると、ちゃっかり物のフィンチなどは、この出来上がった巣をしっかりと貰って、巣を作る作業をスキップして子育てを始めるのです。

そんな自然界の営みを毎年興味深く見ているのですが、今年は我が家のデッキの外灯にロビンが巣を作ってしまいました。人間にとっては不便なのですが、せっかく作った巣を取り払ってしまうのは気の毒で、そのままにしています。果たして、ここで子育てしてくれるのか? 楽しみでもあります。

人間たちはというと、秋にしっかり枯れ葉掃除をしたにもかかわらず、冬の間の強風でしっかりと庭の低木の下にはたくさんの枯れ葉が溜まっています。雪をかぶっていたので濡れて水分を含んでいる枯れ葉を丁寧に取り除く作業が最初です。次には、ウッドチップを低木や花壇の周りに敷き詰めていきます。見た目を美しくすることと草がなるべく生えない様にする、またそのウッドチップが順番に土になっていく時には肥料にもなるという利点があるために、せっせとこの作業をするのがこの時期の庭仕事です。

雨が多く降って、太陽が照れば、芝が伸びてきます。この芝の手入れも晩春から初秋までの間の大切なアメリカ男性のお仕事、ときまっているようです。アメリカは男女の差がなくて、なんでも男女平等にするのですが、何故かアメリカではこの芝生の手入れとBBQは男性の仕事、というのが定番です。

梅雨の時期がある日本では、こんな庭の作業は梅雨の前に済ませていることでしょうか。庭の花、或いはベランダで育てている草木が花を付けて綺麗に咲いてくれるのは本当に嬉しいですね。

aokijuku at 00:30│コメント(0)

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