2023年07月11日

【From America】「アリゲーターのしっぽの味は?」

アメリカのウインドゲイト緑です。

今、フロリダ州のオーランドに来ています。オーランドと言えばデイズニーワールドが有名で、25年前に来た時にはデイズニー三昧でしたが、今回は友人を訪ねる旅で、一味違った地元モードです。

日本の旅でも、せっかく来たのだからここでしか食べられない名物を食べたい、と思うチャレンジ精神旺盛の私ですが、今回は久しぶりのフロリダです。是非ともフロリダならでは!の食べ物を試食したいと思っていました。地元の友人いわく、それならアリゲーターだねー、というのです。えー? ワニを食べるの? そうだよ、ワニのしっぽのから揚げだよ。どんな味なの? と質問すると、先ずは自分で食べてはいかがですか?と言われて挑戦しました。

ワニ Gater taleというわけで、早速フロリダ州オーランドのココビーチにある地元のカジュアルな屋外ダイニングに連れて行ってもらいました。ビーチが見える屋上の野外ダイニングで、注文したのは「ゲーター・テイル」。アリゲーターの短縮語でゲーター、つまりワニです。そのしっぽだからテイル、というわけですね。
どんな味なの? アメリカ人はカエルを食べた人は「うーん、チキンみたいな味」というし、ウサギを食べた人も「うーん、チキンみたいな味」というし、なんでもチキンみたい、という表現になってしまうのです。

ワニのメニューさて、その味とは??? チキンみたい、とは言いたくありませんが、ちょっとコリコリした感じがあり、日本の焼き鳥の様々な部位にこんな味があるかもしれない、と思いました。私の食レポはアメリカ人と変わらないレベルだな、とちょっと反省しましたが、チキン以外にはなんとも表現できないというか? 他に比べようがない味でした。から揚げになっているので、衣の味やデイップの味で、ワニのしっぽ本来の味は今ひとつ感じられなかった、というのが正直なところです。
私の頭に浮かんだのは、ワニのしっぽのから揚げなら、胴体はどうやって食べるのか? ワニのシチューとかワニのバーガーとか、どこかで食べさせてくれるお店はないのでしょうか?
野生のワニではなくて、養殖のワニだと思うので、絶対に他の食べ方もあるはずです。しっぽだけを食べて本体は捨ててしまうはずはありません。今後の旅の中で、レストランに行ったらメニューをしっかりと読んで、他のワニ料理にも挑戦したいと思いました。

すると、数日後に「私はワニの胴体を食べた」という人に遭遇しました。どんな味でしたか? うーん、チキンみたいな味だったかな? またしてもチキンみたいという表現が登場しました。その後、お土産屋さんでワニの顔のはく製を見たので、やっと私の謎は解けて、しっぽはから揚げ、胴体はステーキ、顔ははく製。と捨てるところは全くなくて、ワニを全て消費していることが分かりました。


aokijuku at 00:30│コメント(0)

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