2023年01月14日
ビュッケブルグ歳時記 288
新年、おめでとうございます!
2年間、コロナで禁じられていたこの国の新年の迎え方、24時に一斉に打ち上げられる爆音の大きな花火が、今年はことのほか盛大に夜空を彩って、2023年を迎えました。
世界中でいろいろな問題点がある今、ウクライナ戦争の解決が一番の難事だと思われますが、1週間前の土曜日7日に、フランス、アメリカに続いてドイツも戦車をウクライナに提供するとの発表がショルツ首相からなされたことは日本にも報道されていることと思います。
今までにも手軽な武器や資金は救助していたのですが、”戦車”という重強な武器の救援は躊躇っていたドイツです。しかし2022年末に、仏、米の戦車援助が発表されて、ウクライナ戦争にある区切り期が来たという判定で、西の諸国との一致作戦でこの国も提供することになったのです。
この計画が発表されて以来、新聞、TV などのメデイアにはこの決定に対する賛否の意見が毎日、多く掲げられています。その模様をお伝えする前に、次のことを前置きとして読んでいただきます。
Panzer(「戦車」)という戦争武器のことは一応知ってはいたのですが、Schuetzenーpanzer(防護戦車。戦闘地域を保護する)と、Kampfーpanzer(飛んでくるミサイルなどを破壊したりする高度性能を持つ戦闘戦車)という2種類があるということは知りませんでした。
そしてこのことが今回のウクライナ戦争終結には大きな役目を担っているということも初めて知ったことです。
今回、アメリカとドイツが提供するのは防護戦車で、フランスは高機能を持った戦車ということです。
ドイツは40台を提供するということです。ただ、提供後、この機械の操縦法をウクライナ兵たちは学ばなければならないということで、戦争に実際に使用されるのはその後ということです。
重武器、”戦車”の提供についていろいろ報道されている意見の中から3つの例をあげてみます。
1。現在、与党のアンペル連立党の意見。
多くの犠牲者を出しているにもかかわらず、今だに終決の気配が見えないウクライナ戦争に、重武器である戦車を提供することは、ドイツが戦争政治国と見られる可能性もあるので避けたいことではあるが、多くの犠牲者のことや、Putinの意向を考えると止むを得ない処置である。
2。ある一作家の意見は [Stop the war - Start negotiation!!] と、話し合いを奨励しているのです。
この意見に対して、あるウクライナ女性が次のような彼女の意見を発表しています。
「もしドイツで戦争が始まって、ドイツの大きな都市が次々に破壊されてゆく状況を考えてみてください!そうすれば、多くの犠牲を避けるための重武器が必要であることがお分かりいただけると思います!」
3。最後は、50歳後半の男性の意見です。
「このウクライナ女性の話は僕達の青年時代の寓話です。国は戦争の準備に励んでいた時代で、高校のクラスの半分は”赤の国に生きるぐらいなら死んだ方がマシだ”
という意見でした。そのような中でブレヒトが理想であった僕は、兵役義務を退けました。そして時間が経って、犠牲者の血を見ることなく、東西は統一されました。
ここから自分はやはり”赤の国で生きることを死ぬことより選ぶと思います」
戦車提供に対する国民の意見は、賛否半々のようです。
Kampf-panzar(戦闘戦車)の問題が出ない前に、ウクライナ戦争が終わるることを切に願いながらのBlogです。
2年間、コロナで禁じられていたこの国の新年の迎え方、24時に一斉に打ち上げられる爆音の大きな花火が、今年はことのほか盛大に夜空を彩って、2023年を迎えました。
世界中でいろいろな問題点がある今、ウクライナ戦争の解決が一番の難事だと思われますが、1週間前の土曜日7日に、フランス、アメリカに続いてドイツも戦車をウクライナに提供するとの発表がショルツ首相からなされたことは日本にも報道されていることと思います。
今までにも手軽な武器や資金は救助していたのですが、”戦車”という重強な武器の救援は躊躇っていたドイツです。しかし2022年末に、仏、米の戦車援助が発表されて、ウクライナ戦争にある区切り期が来たという判定で、西の諸国との一致作戦でこの国も提供することになったのです。
この計画が発表されて以来、新聞、TV などのメデイアにはこの決定に対する賛否の意見が毎日、多く掲げられています。その模様をお伝えする前に、次のことを前置きとして読んでいただきます。
Panzer(「戦車」)という戦争武器のことは一応知ってはいたのですが、Schuetzenーpanzer(防護戦車。戦闘地域を保護する)と、Kampfーpanzer(飛んでくるミサイルなどを破壊したりする高度性能を持つ戦闘戦車)という2種類があるということは知りませんでした。
そしてこのことが今回のウクライナ戦争終結には大きな役目を担っているということも初めて知ったことです。
今回、アメリカとドイツが提供するのは防護戦車で、フランスは高機能を持った戦車ということです。
ドイツは40台を提供するということです。ただ、提供後、この機械の操縦法をウクライナ兵たちは学ばなければならないということで、戦争に実際に使用されるのはその後ということです。
重武器、”戦車”の提供についていろいろ報道されている意見の中から3つの例をあげてみます。
1。現在、与党のアンペル連立党の意見。
多くの犠牲者を出しているにもかかわらず、今だに終決の気配が見えないウクライナ戦争に、重武器である戦車を提供することは、ドイツが戦争政治国と見られる可能性もあるので避けたいことではあるが、多くの犠牲者のことや、Putinの意向を考えると止むを得ない処置である。
2。ある一作家の意見は [Stop the war - Start negotiation!!] と、話し合いを奨励しているのです。
この意見に対して、あるウクライナ女性が次のような彼女の意見を発表しています。
「もしドイツで戦争が始まって、ドイツの大きな都市が次々に破壊されてゆく状況を考えてみてください!そうすれば、多くの犠牲を避けるための重武器が必要であることがお分かりいただけると思います!」
3。最後は、50歳後半の男性の意見です。
「このウクライナ女性の話は僕達の青年時代の寓話です。国は戦争の準備に励んでいた時代で、高校のクラスの半分は”赤の国に生きるぐらいなら死んだ方がマシだ”
という意見でした。そのような中でブレヒトが理想であった僕は、兵役義務を退けました。そして時間が経って、犠牲者の血を見ることなく、東西は統一されました。
ここから自分はやはり”赤の国で生きることを死ぬことより選ぶと思います」
戦車提供に対する国民の意見は、賛否半々のようです。
Kampf-panzar(戦闘戦車)の問題が出ない前に、ウクライナ戦争が終わるることを切に願いながらのBlogです。
aokijuku at 00:30│コメント(0)│