2021年08月10日
【From America】「養子縁組の同窓会」
アメリカのウインドゲイト緑です。
夏休みはプールで遊ぶのが楽しみですね。コロナ禍でもアメリカではプールがオープンして、ニューイングランド地方の短い夏を楽しんでいます。
私は最近毎年ホテルのプールの会員になってコネチカット州の夏を楽しんでいますが、先日、10人余りの東南アジア人の中学生くらいのグループがプールで楽しそうに遊んでいました。人種のるつぼのアメリカではありますが、これだけ大勢のアジア人の若者のグループは珍しく、人目を引きました。そのグループのストーリーを聞いて感動したので ぜひお伝えしたいと思いました。
プールの常連さんのお話によれば、毎年夏休みにあのグループはこのホテルに週末集まり、同窓会をしているというのです。その10人余りの中学生達は、皆 アメリカ人の家族に養子縁組をしてアメリカに来た子供たちだというのです。詳しいいきさつを私は知る由もないのですが、想像するには東南アジアの母国で孤児院で一緒だった子供たちのようで、それぞれがアメリカ人家庭にもらわれてアメリカに来たと思われます。
幸せなことに、全員が裕福な家庭にもらわれて幸せに育っているようです。そして、誰かの提案で母国の孤児院で一緒に暮らしていた仲間との絆を大切にしてあげよう、ということで 毎年夏休みのある週末に一年に一回の同窓会としてこのホテルに泊まり、みんなで再会を楽しんでいるというのです。なんと素敵なお話でしょう。
日本では「血は水よりも濃い」という言葉のように、実の子供を大切にしますので、養子縁組はなかなか普及しないようです。まして、外国人の子供を養子にすれば、一目で血がつながっていないことが分かります。
アメリカでは養子であることを隠したりしません。親子の絆というのは一緒に過ごした時間で決まると思っている人が多いので、産みの親より育ての親、の方が絆が強いという考え方です。それでも、その子供の起源を大切にしてあげよう、孤児院で一緒だった子供たちは兄弟同然、ということで、この年に一回の同窓会が行われているようです。とてもアメリカらしい光景だと思って心が温かくなりました。
夏休みはプールで遊ぶのが楽しみですね。コロナ禍でもアメリカではプールがオープンして、ニューイングランド地方の短い夏を楽しんでいます。
私は最近毎年ホテルのプールの会員になってコネチカット州の夏を楽しんでいますが、先日、10人余りの東南アジア人の中学生くらいのグループがプールで楽しそうに遊んでいました。人種のるつぼのアメリカではありますが、これだけ大勢のアジア人の若者のグループは珍しく、人目を引きました。そのグループのストーリーを聞いて感動したので ぜひお伝えしたいと思いました。

幸せなことに、全員が裕福な家庭にもらわれて幸せに育っているようです。そして、誰かの提案で母国の孤児院で一緒に暮らしていた仲間との絆を大切にしてあげよう、ということで 毎年夏休みのある週末に一年に一回の同窓会としてこのホテルに泊まり、みんなで再会を楽しんでいるというのです。なんと素敵なお話でしょう。
日本では「血は水よりも濃い」という言葉のように、実の子供を大切にしますので、養子縁組はなかなか普及しないようです。まして、外国人の子供を養子にすれば、一目で血がつながっていないことが分かります。
アメリカでは養子であることを隠したりしません。親子の絆というのは一緒に過ごした時間で決まると思っている人が多いので、産みの親より育ての親、の方が絆が強いという考え方です。それでも、その子供の起源を大切にしてあげよう、孤児院で一緒だった子供たちは兄弟同然、ということで、この年に一回の同窓会が行われているようです。とてもアメリカらしい光景だと思って心が温かくなりました。
aokijuku at 00:30│コメント(0)│