2021年03月30日

【From America】「日本人にとっての桜」

アメリカのウインドゲイト緑です。

桜日本は今 桜が真っ盛りの時期でしょう。日本人にとって桜という花は本当に特別な意味を持つ花だと思います。花見、という習慣だけでなく、桜といえば入学式、というイメージがありますよね。人生の始まりを意味する入学式、特に一年生にとっては初めての学校生活で胸がわくわくしますね。しかし、最近は桜の満開時期が早くなり、いずれは卒業式というイメージに変わっていくのかもしれません。いずれにせよ、日本の年度は4月から3月までを1年とするのですから、人生の大きな節目に咲く花、ということに変わりはありません。

日本人に「あなたの好きな季節はいつですか?」と聞くと、多くの人が「春」と答えるようです。それは、やはり、卒業、入学、あるいは就職、人生の門出を祝う時期ということが大きく影響していると思います。

一方、アメリカ人に「あなたの好きな季節はいつですか?」と聞くと、私の知る限りでは「秋」と答える人が多いように思います。アメリカは秋から新学期が始まります。つまり、日本人のイメージする人生の門出がアメリカ人にとっては秋なのでしょう。また、紅葉が綺麗な時期でもあり、どうやら日本人にとっての桜は、アメリカ人にとっての紅葉、と例えることが出来るというのは、私の独断と偏見から生まれた説かもしれませんが、当たらずとも遠からず、という気がします。

日本人の心に深く意味を持つ桜を大いに楽しんで、素敵な思い出を作ってください。


aokijuku at 22:43│コメント(0)

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