2020年12月15日

【From America】「ベツレヘムから届いたカード」

アメリカのウインドゲイト緑です。

今回もまたクリスマス・カードの話題です。クリスマス・カードが外国から届くのはとても嬉しいものですね。年賀状交換のように一年に一度クリスマス・カードの交換だけでつながっている友人もいて、あの方、どうしているかしら? あら、お元気なのね。良かったわ。と胸が撫で下ろしたり、家族の写真のカードをいただき、みんなの元気な顔を見たり、お子さんやお孫さんが生まれて家族が増えたことが分かったり、なんとも心温まる瞬間でもあります。

ベツレヘムクリスマスとはキリスト教のイエス・キリストの生誕を祝う祝日ですから、そのカードがどこから来たのか? ということで、またひとつ驚きや喜びが増えることもあると思います。私が現在いるアメリカのコネチカット州には「ベツレヘム」という地名の町があります。貴方が受け取ったカードが「ベツレヘム」の消印だったら、なんと嬉しいことでしょう! イエス・キリストはベツレヘムの馬小屋で産まれたのですから、特別な地名です。このベツレヘムという小さな町の郵便局は、一年に一度 とても忙しくなると言われています。近隣の人たちがわざわざベツレヘムの郵便局までクリスマス・カードを持参して投函。是非ともベツレヘムという消印が欲しいために行う、ちょっと粋な計らいのためです。実は私もその一人で、以前、消印欲しさにわざわざベツレヘムまで車を走らせてカードを投函しました。カードの中には「ぜひ消印を見てください」と書き添えましたが、消印の意味をわかってくれたかどうかは定かではありません。

アメリカ人は日本人に比べると大雑把で細かいことにはこだわらないと思われているようですが、実はクリスマスにはこんな粋な計らいや細かい気遣いが色々あるのです。


aokijuku at 00:30│コメント(0)

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