2020年11月14日
ビュッケブルグ歳時記 236
パンでミーのもたらす変化 = 閉籠された年代
先回のブログでは勤労界にもたらす変化をお伝えしましたが、今回は視野を広げて、この国での憂い、若い世代の被るコロナ危機についてお知らせしたいと思います。
今の社会を作っている壮年層者が 、10年の義務教育を終えるか、またはAbitur を取って次の段階大学勉学とか、実務に着くとかを考慮した時代、1990年前後はドイツ統合の年でもあるわけです。ですから当時の若者は、ある難関を突破したことで頭が軽くなり、次の段階に至るまでの期間を、自由に満喫できた時代であったということです。あるグループは世界展望の旅行を計画したり、あるグールプは未来に偶然の出来事を託したりと、そこここで彼らを受け入れるいろいろな扉が開いた時代であったわけです。観念形態の上でも東西:共産主義と資本主義の区別がなくなった後はネオ・リベラリスムスとなるとの考えが横行した時代で、この考えが間違っていたことは時を経ることから教えられたことではあっても、そこには自発性の成長があったということです。
これに引き換え、15歳から25歳までの今の若者、特にコロナ時代の今の若い人たちにはこれらの自由は全てLockdown されているわけです。
”若い” ということは、好きなところに旅をする、祝い祭りパーテイをする、知らない人と親しくなる、またこれは異性との接触にも重要な役目を果たすことを意味し、ある場合には将来の家庭構成に繋がる重要な事である。異性との交際が無くなると結婚も少なくなり、そこから子供の数が少なくなり人口減少を招くとの意見もあるそうです。
このように、これらの事柄が全部禁止されているのがコロナ時代なのです。
Marie は毎日図書館に通って、迫っている試験の準備に精を出していたところ、 Lockdawn のため、図書館も閉鎖されてしまい勉強のできる環境を追われてしまったのです。というのは彼女の住んでいたWG (共同住居)の友達が恋人を持ったため、住居が愛の巣になって、彼女の勉学にはふさわしくないため家に戻っているのです。ただここでも勉強は犠牲になり、軽度ではあってもデプレッション病となりテラピーに通っているとのことです。
Lukas は最初のゼメスターをベルリンの大学で始めたそうですが、全てがon-lineで行われ、以前のように学部についての説明とか、歓迎会などは皆無で講義の行われる講堂に人の姿は見つからなかったと、新しい人間サークルを作ることに期待を持っていたのにとがっかりしているそうです。
15歳のLeo は10学年の義務教育の後は Duales Berufs Ausbildung (現場と職業学校の2本立て)で自動車技術者になろうとしていたのですが、その訓練場を見つけることができず、毎日お昼の12時まで寝ていて、その後も寝巻きのままうろうろしていることから母親の神経を刺激しているということです。
”Young Minds“ のT.M. 氏は、コロナ時代の若者は修養期間、労働時間、日常
些事などの変化、特に社会的隔離に対する医学的対策法を習う、すなわちテラピーを受ける人が多くなっていると述べています。これは若い人たちの間に、ある種の精神障害が多く発生しているということです。
このような現状に対して 社会民主党のGiffey家庭大臣は次のような対策案を出しています。
1、政治教育を奨励する。これは若者に、ヘイトスピーチや陰謀に対する抵抗力をつける助けとなる。
2、若者たちの声を尊重する。
3、選挙年齢を18歳以下にする。
コロナはこのようにヴィールスによる病気で世界の人間を 脅迫するだけでなく、これからの世情を大きく変化させる要素も持つ病魔だと思うと、本当に怖くなります。1日も早く有効な予防注射薬が作られることなどで退治できるように願いながら・・・。
先回のブログでは勤労界にもたらす変化をお伝えしましたが、今回は視野を広げて、この国での憂い、若い世代の被るコロナ危機についてお知らせしたいと思います。
今の社会を作っている壮年層者が 、10年の義務教育を終えるか、またはAbitur を取って次の段階大学勉学とか、実務に着くとかを考慮した時代、1990年前後はドイツ統合の年でもあるわけです。ですから当時の若者は、ある難関を突破したことで頭が軽くなり、次の段階に至るまでの期間を、自由に満喫できた時代であったということです。あるグループは世界展望の旅行を計画したり、あるグールプは未来に偶然の出来事を託したりと、そこここで彼らを受け入れるいろいろな扉が開いた時代であったわけです。観念形態の上でも東西:共産主義と資本主義の区別がなくなった後はネオ・リベラリスムスとなるとの考えが横行した時代で、この考えが間違っていたことは時を経ることから教えられたことではあっても、そこには自発性の成長があったということです。
これに引き換え、15歳から25歳までの今の若者、特にコロナ時代の今の若い人たちにはこれらの自由は全てLockdown されているわけです。
”若い” ということは、好きなところに旅をする、祝い祭りパーテイをする、知らない人と親しくなる、またこれは異性との接触にも重要な役目を果たすことを意味し、ある場合には将来の家庭構成に繋がる重要な事である。異性との交際が無くなると結婚も少なくなり、そこから子供の数が少なくなり人口減少を招くとの意見もあるそうです。
このように、これらの事柄が全部禁止されているのがコロナ時代なのです。
Marie は毎日図書館に通って、迫っている試験の準備に精を出していたところ、 Lockdawn のため、図書館も閉鎖されてしまい勉強のできる環境を追われてしまったのです。というのは彼女の住んでいたWG (共同住居)の友達が恋人を持ったため、住居が愛の巣になって、彼女の勉学にはふさわしくないため家に戻っているのです。ただここでも勉強は犠牲になり、軽度ではあってもデプレッション病となりテラピーに通っているとのことです。
Lukas は最初のゼメスターをベルリンの大学で始めたそうですが、全てがon-lineで行われ、以前のように学部についての説明とか、歓迎会などは皆無で講義の行われる講堂に人の姿は見つからなかったと、新しい人間サークルを作ることに期待を持っていたのにとがっかりしているそうです。
15歳のLeo は10学年の義務教育の後は Duales Berufs Ausbildung (現場と職業学校の2本立て)で自動車技術者になろうとしていたのですが、その訓練場を見つけることができず、毎日お昼の12時まで寝ていて、その後も寝巻きのままうろうろしていることから母親の神経を刺激しているということです。
”Young Minds“ のT.M. 氏は、コロナ時代の若者は修養期間、労働時間、日常
些事などの変化、特に社会的隔離に対する医学的対策法を習う、すなわちテラピーを受ける人が多くなっていると述べています。これは若い人たちの間に、ある種の精神障害が多く発生しているということです。
このような現状に対して 社会民主党のGiffey家庭大臣は次のような対策案を出しています。
1、政治教育を奨励する。これは若者に、ヘイトスピーチや陰謀に対する抵抗力をつける助けとなる。
2、若者たちの声を尊重する。
3、選挙年齢を18歳以下にする。
コロナはこのようにヴィールスによる病気で世界の人間を 脅迫するだけでなく、これからの世情を大きく変化させる要素も持つ病魔だと思うと、本当に怖くなります。1日も早く有効な予防注射薬が作られることなどで退治できるように願いながら・・・。
aokijuku at 00:30│コメント(0)│