2020年10月20日

【From America】「ハリケーンの名前」

アメリカのウインドゲイト緑です。

ハリケーン被害秋は台風のシーズンです。あちこちで台風関連の被害が出るニュースを聞く度に心が痛みます。アメリカではハリケーンと呼びますが、発生する場所が太平洋か大西洋かの違いで名前が違うだけで同じ熱帯低気圧が発達した嵐に変わりはありません。

日本では台風を1号、2号と番号で呼びます。一方、アメリカではハリケーンに名前を付けていました。ハリケーン・サリーとかハリケーン・メアリーなど、最初は女性の名前を付けていましたが、男女同権を叫ぶ人たちから、女性に対する偏見である、との声が上がり、男女の名前を交互につけるようにルールが変わりました。つまり、台風太郎、台風花子、のような具合です。それでも、名前の種類に限界はあり、アルファベット順に付けてきたものも終わりになってしまったそうです。

そこで、今度はハリケーン・アルファ、ハリケーン・ベータ、という風に順番に名前をつけることにしたそうです。この方法でもいずれ限界が来ると思います。アメリカの名づけ方は、それぞれのハリケーンに固有名詞を付ける、という所に視点が向いているのですがハリケーンは毎年来るのですから、日本のように令和2年の台風1号、2号というようにその年ごとに番号を付けるのは、実に理にかなったネーミングだと思いました。


aokijuku at 00:30│コメント(0)

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