2019年07月16日

【From America】「車には様々な主張が」

アメリカのウインドゲイト緑です。

人間は洋服のファッションで個性を表現したり、住む家にこだわったり、乗る車に主張を凝らしたり、と様々な形で自己主張をしています。
日本で車をパーソナル化する一番簡単なものは、ナンバープレートの番号を選べることでしょうか。自分だけに意味のある特別な番号の組み合わせを選べることになり、「我が愛車」の気分がぐんと高まったと思います。

アメリカではナンバープレートを選べるのは、番号だけではなくアルファベットを組み合わせて文字を書くことも出来ます。更には、ナンバープレートのカバーを付けて、「ハーバード大学同窓生」「リタイア軍人」「乳がん生還者」など様々なメッセージを掲げることも出来ます。また、いわゆるステッカーを貼って、ピンクのリボンなら乳がん撲滅、とか応援しているフットボールチームのロゴを貼るなどです。

魚サインしかし、皆さんは写真のような「魚のシンボル」が車についているのを見たことがありますか? これは何の印だろう? と思う方が多いかと思いますが、実はこれ、キリスト教をあらわしているのです。
歴史的には、どうやらローマ帝国がキリスト教の広がりを恐れて迫害した時に、いわゆる隠れキリシタンのシンボル、ということで使われたのが始まりだそうです。
もちろん、今は宗教の自由がありますから、決してキリスト教徒であることを隠す必要はないのですが、車にこんなシンボルをつけて、自分の宗教を主張する人もいるのです。

こんな風に、アメリカは様々な形で車に自己主張を施しているのです。今度 アメリカで車を見かけたら そんな角度でバードワッチングならぬカーワッチングをしてみると面白いかも知れません。


aokijuku at 00:30│コメント(0)

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