2018年06月19日

【From America】「卵にサルモネラ菌」

生卵アメリカのウインドゲイト緑です。

世界中の人が「日本は清潔な国だ」と言います。街の中、道路、公衆トイレ、どこを見ても清潔です。そして、食品の衛生管理も実に良く行き届いています。
食品のパッケージの方法を見ても、一つずつ綺麗に丁寧に包装されていて、バイ菌が入り込む余地などないほどです。それに比べると外国の包装は、大きな袋に大量に入れていることが多く、湿気を呼ぶものは一旦開けてしまうと長持ちしません。また、生の食品に対する衛生管理が行き届いていないことが多く、時々 食品からサルモネラ菌が出て、その食品のリコールがあります。

生の野菜からサルモネラ菌が出ることもありますが、一番問題になるのは卵です。以前にも「生卵が安心して食べられるのは日本だけ」という話題をお伝えしたと思いますが、今回もまた、卵からサルモネラ菌が出て、写真の地図の州ではリコールが発生しました。

ここで、やはり日米の食習慣の違いやどこまでを許容範囲とするか、ということを比較してみる必要がありそうです。アメリカでは生卵を食べる習慣がないので、原則加熱して食べる食品だと考えているようです。親の鳥にサルモネラ菌がいるので、鶏肉は良く加熱して食べるようにというのは誰もが知っています。そして、十分加熱されていない卵も乳幼児や高齢者は食中毒になる可能性があるから食べないように、と奨励されています。

しかし、お菓子作りのメレンゲ、半熟の卵、自家製のマヨネーズなど、加熱が十分でない加工食品も多く作られており、レストランなどでも提供されていますので、よく考えると食べるのが怖くなることもあります。アメリカではこれらの食品は健康な成人が食べるなら問題が無い、ということなので、食べる人の判断にゆだねられている部分が多く、自己管理自己責任で卵を食べなさい、と言われているような気がします。

これから食中毒のシーズンになります。どうぞ皆さんも食べ物には気をつけてくださいね。


aokijuku at 00:00│コメント(0)

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