2018年03月27日
【From America】「病院食堂にラーメン登場」
アメリカのウインドゲイト緑です。病院の食事は不味い、と定評があるのは日米でも同じようです。特に病室に運ばれてくる食事は、患者の病気の状態に合わせて、減塩だったり、カロリーを抑えていたり、噛み砕きやすいように軟らかく調理してあったり、これは治療の一環で行われていることですから仕方がないことですね。しかし、病院内の食堂はどうなのでしょうか?
最近の病院内にあるカフェテリアは、見舞い客や職員など病気ではない人も多く利用するわけですから「病院の食事は不味い」の延長戦上ではなく、満足のいくような美味しい料理を目指しているところも少なくないように思います。しかし、そのメニューといえばお決まりの内容が多いと思いますが、なんとびっくりラーメンがメニューに登場しました。
アメリカはアーカンサス州の「Heart Hospital」の病院食堂で、週に3回ほどラーメンがメニューに登場します。病院のオーナーがラーメン好きであったこと。病院の食堂だってもっと美味しいものを提供しても良いのではないか、という発想から、シェフは日本までラーメン修行に行って直接ラーメン職人から技術を学んできた、という本格的なものです。シェフは、日本のラーメン職人はラーメン一筋に何十年もやってきて、ラーメンにかける情熱とラーメンの奥深さに感動したそうです。このラーメンが食堂一番の人気メニューになったことは言うまでもありません。和食が海外で人気を集めていることは皆さんもご存知でしょう。ラーメンといえば、最初は熱湯を注ぐだけのカップラーメンが安くて手軽だということで、お金のない貧乏学生の食事、というイメージが定着していたアメリカですが、最近は本格的なラーメンを提供する店が増えてきて、ラーメンの奥深さがアメリカ人にも分かってきたようです。
寿司の次にはラーメンが世界的に和食メニューの人気を集めることになるかも知れませんね。
aokijuku at 00:00│コメント(0)│
