2018年02月06日
【From America】「サポート・アニマル」
アメリカのウインドゲイト緑です。
日本の皆さんも盲導犬などのいわゆる「サービス・ドッグ」と呼ばれる障害者を助ける犬の働きは、日常生活の中で目にすることがあると思います。お利口さんの犬達は障害のある方たちを助けて、実に偉いです。この犬達がいなければ生活できないほど障害者達は犬に頼っています。これらの犬達は「お仕事」ですから、空港やレストラン、そして飛行機の中までもご主人様についてきて手助けをします。この犬達は飛行機に乗っても良いことになっています。
さて、目に見えて障害のある人を助ける盲導犬が良いのなら、精神的に病んでいる人達だって、犬を連れて飛行機に乗っても良いではないか? ということになり「コンフォート・ドッグ」と呼ばれるカテゴリーが出来ました。精神的に不安定で怖くて飛行機に乗れない人が、自分の犬「コンフォート・ドッグ」を連れて飛行機に乗ると精神的に安定する、という理由でこれも「お仕事犬」ということになったのです。
それが、エスカレートして犬猫だけではなく、鳥、豚、カンガルー、アヒル、子馬などまでが全て搭乗者の心理的な支えになるとして「サービス・アニマル」という名の下に無料で飛行機に乗ることに発展しました。その動物達はケージに入っているのではなく、搭乗者のひざに乗っていたかと思えば、自由に機内を歩き回り、糞尿をばらまき、他のお客様に噛み付き、大変な迷惑をかけることになってしまいました。写真にもあるように、びっくりするようなペットまで登場しました。
この度これを重大視したデルタ航空は、今までは簡単にオンラインでコンフォート・ドッグやサービス・アニマルの証明書を取ることが出来ていたルールを新しいルールに変更し、
3つの条件を付けました。
1. 狂犬病などの予防注射をしていること
2. その搭乗者がコンフォート・ドッグ(他の動物も含む)が必要であるという医師の診断書
3. その動物が公の場でお行儀よく出来るという証明書
動物を飛行機に乗せる場合には、ケージに入れてカーゴ部分に乗せて運びますのでお金がかかりますが、コンフォート・ドッグという名目だと一切費用がかからず搭乗者と一緒に機内に入って移動が可能だったので、お手軽に動物を運ぶ手段として利用されてしまった可能性が高い、ということもあったようです。
動物を連れている本人は快適(コンフォート)かもしれませんが、その分、他のお客様が快適ではなくなってしまう、という不便をなくそうという動きで、デルタ航空だけでなくアメリカン航空やその他の航空会社も追随するようです。
サービス・ドッグ、コンフォート・ドッグ、サポート・アニマル、何だか区別しにくい言葉ではありますが、本当に盲導犬などを必要としている方が快適にサービス・ドッグを一緒に連れ歩くことが出来るように、ルールの乱用は止めて健常者は自粛するべき所は自粛するというマナーを守りたいですね。


それが、エスカレートして犬猫だけではなく、鳥、豚、カンガルー、アヒル、子馬などまでが全て搭乗者の心理的な支えになるとして「サービス・アニマル」という名の下に無料で飛行機に乗ることに発展しました。その動物達はケージに入っているのではなく、搭乗者のひざに乗っていたかと思えば、自由に機内を歩き回り、糞尿をばらまき、他のお客様に噛み付き、大変な迷惑をかけることになってしまいました。写真にもあるように、びっくりするようなペットまで登場しました。

3つの条件を付けました。
1. 狂犬病などの予防注射をしていること
2. その搭乗者がコンフォート・ドッグ(他の動物も含む)が必要であるという医師の診断書
3. その動物が公の場でお行儀よく出来るという証明書
動物を飛行機に乗せる場合には、ケージに入れてカーゴ部分に乗せて運びますのでお金がかかりますが、コンフォート・ドッグという名目だと一切費用がかからず搭乗者と一緒に機内に入って移動が可能だったので、お手軽に動物を運ぶ手段として利用されてしまった可能性が高い、ということもあったようです。
動物を連れている本人は快適(コンフォート)かもしれませんが、その分、他のお客様が快適ではなくなってしまう、という不便をなくそうという動きで、デルタ航空だけでなくアメリカン航空やその他の航空会社も追随するようです。
サービス・ドッグ、コンフォート・ドッグ、サポート・アニマル、何だか区別しにくい言葉ではありますが、本当に盲導犬などを必要としている方が快適にサービス・ドッグを一緒に連れ歩くことが出来るように、ルールの乱用は止めて健常者は自粛するべき所は自粛するというマナーを守りたいですね。
aokijuku at 00:00│コメント(0)│