2017年06月13日

【From America】「ATMは携帯電話で」

ATM 犯罪02アメリカのウインドゲイト緑です。

銀行でのお金の入出金はATMのお蔭で、時間外や週末でも自由に出来るようになり、便利になりましたね。しかし、便利の影でATMの機械による犯罪も多くなってきています。カードを落とした、盗まれた、暗証番号を盗まれた、無人のATMで強盗にあったなどなど種類は多彩ですが、アメリカでは一年間で550%もATM関連の犯罪率が増加したそうですから、これはかなりの数字です。

そこで、その改善方法として携帯電話でATMの機械を動かす方法です。物理的なATMカードはなくなり、携帯電話のアプリにATM機能が付きます。ATMの機械に近づき、携帯電話をかざします。暗証番号も数字の桁数を増やしてなかなか盗まれないような工夫がなされています。

ATM 犯罪01若い人達は「携帯電話が無くては生きていかれない」というほど、携帯電話を使いこなしていますから、便利になった、と感じることでしょう。しかし、携帯電話が苦手なお年寄りには、この進化はちょっと高度で使いこなせないかもしれない、という懸念が残ります。
更には、ATMの機械で犯罪を犯してきた犯人達は、また別の方法でこの携帯電話ATMカード方法を欺く方法を手に入れるような気がします。

こちらが進化すればあちらも進化する、という正に「いたちごっこ」の繰り返しのような気がしますが、しばらくはこの携帯電話ATMに慣れることに苦労する消費者が増えそうな気がしました。


aokijuku at 00:00│コメント(0)

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