2015年12月08日
【From America】「ICUの室温」

皆さんはご家族が手術をして病院のICUに行ったことがありますか?
私はこの度、日本の病院のICUに行く機会があり 初めて日米のICUの室温の違いを知りました。
どのように違うか? アメリカの病院のICUは異常なくらいに寒いです。真夏でも私はタートルネックにセーターを二枚くらい重ねないとICUに居られないほどの低温にしてあります。どうしてこんなに寒いのか? 患者は風邪を引いてしまうのではないか? こんな質問をICUのナースに問いかけると、「病原菌が繁殖しないように わざと寒くしている」という答えが返ってきました。なるほど!
一方、日本の病院のICUは快適温度。多分25度くらいの設定だと思います。薄い寝巻き一枚だけを着て、掛け布団一枚で十分心地よい室温です。うーん、快適! でも、一瞬 「院内感染」という言葉が頭をよぎりました。人間が心地よい室温だったら ばい菌も心地よいかも知れないですね。日本のニュースではこの院内感染という言葉を良く聞きますが、アメリカでは先ず聞いたことがありません。
院内感染の問題とICUの室温が関係しているかどうか? 素人の私には分かりませんが、日米の違いを「肌で」感じたことでした。
aokijuku at 00:00│コメント(0)│