2015年10月20日
【From America】「ピンクのリボン」

乳がんの知識を広め、早期発見を促し、少しでも乳がんを防ごうというキャンペーンのシンボルがピンクのリボンです。
アメリカではかなり前からこのピンクのリボン運動が盛んですが、最近 日本でもこのピンクのリボン運動が少しずつ普及してきたのは嬉しいことです。
しかし、日本のピンクのリボンは企業が参加している場合が多く、まだ個人の人々がピンクのリボンを胸に付けたり、車のナンバープレートにピンクのリボンのシンボルマークを付けたり、ということは行われていないように思います。
以前は、ピンクのリボンをつけていると「ああ、あの人自身またはあの人の家族に乳がんの人がいるのだなあ」分かるため、一種の「カミング・アウト」しているような見方があったようですが、今はむしろファッション化していると言っても過言ではないほど10月になるとどこもかしこもピンクになります。
飛行機に乗ると、キャビン・アテンダントの制服は白いブラウスなのに10月はピンクのブラウスを着ている人が多くなります。女性向けの洋服、アクセサリー、化粧品会社はこぞってピンク色の宣伝を始めます。
それだけピンク・リボンのキャンペーンが浸透してきた証拠なのでしょうね。これでもっと多くの人がマンモグラフィーなどの検査を受けるようになり、少しでも乳がんを防ぐことが出来れば素晴らしいと思います。
aokijuku at 00:00│コメント(0)│