2015年09月01日
【From America】「3Dプリンターの威力」

3Dプリンターの開発で様々なことが出来るようになりました。この3Dプリンターが市場に出回った時に素晴らしいと思いましたが、最初に私の耳に入ってきたニュースは「3Dで銃が出来てしまう」など犯罪につながる少々困ったことが多かったように思います。その後 様々な良いニュースが聞こえて来ましたが 中でも私が注目したのは医療の分野でした。癌の手術をする場合に、その臓器の3D模型を作って医師が手術のシュミレーションをする。練習しておけば初めての手術よりもずっと安全に出来るに決まっています。素晴らしい! と絶賛しました。
アメリカのTVでまたしても私が素晴らしいと感じた3Dプリンターの使い道が紹介されましたので、ここでご紹介させてください。
「人間は2本足で歩いているから痔と腰痛、ひざ痛が起こるのだ」と聞いたことがありますが、最近杖を使っている人を多く見かけます。高齢化が進んでいる昨今、ひざが痛いという人の数は膨大でしょう。アメリカでは「Knee Replacement」手術がとても盛んで、ひざの関節を人工関節にして、今までひざ痛で楽しめなかったテニスを再び始めた老人(90歳以上)の方々をよく見かけます。そうは言っても全員のひざ手術が成功するわけではないので、せっかく手術をしたけれどやはり痛みが引かないこともあるのだと思います。
人間の身体はひとりひとり少しずつですが違っているものですよね。今までは標準の人工関節を取り付けていたわけですから、身体に合わない人もいたことでしょう。そこでこの3Dプリンターの出番です。患者ひとりひとりの形に合わせて「あなただけのひざ」を作ってくれるのです。感激ですね。
ConforMIS Inc. という会社のインタビューをTVで見ましたが、将来がとても明るくなるような話題でした。
これからもどんどん技術の進歩で、我々の生活の質が上がるように3Dプリンターに活躍して貰いたいものですね。
aokijuku at 00:00│コメント(0)│