2015年07月22日

ギリシャの現況とオリーブオイル

ギリシャからのオリーブオイルの輸入販売を共にやっている友人O君が、「いま混乱の真っ最中だから…」と止めるのも聞かずに国民投票の日(現地7月5日)にギリシャに旅立った。彼は元商社マンでギリシャ駐在通算12年というギリシャ通、定年後も毎年のようにギリシャを訪れているので、これぐらいのことでは動じない。曰く、「この様な時こそ、現地へ行って自分の目で様子を確かめなければならない」。

そしてアテネと二つの島々を訪問して、7月18日に帰国したO君の報告;
・毎年ギリシャに行っているが、ふだんとあまり変わらない。騒いでいるのは一部だ。
・ほとんどの人はEUの要求(緊縮策)受け入れは仕方がないとあきらめている。
・銀行ATMの引き出し制限で列はできているが、タンス預金でユーロ現金の手持ちも
 多い。
・いまのギリシャ人は通貨ユーロをやめて、EUから離脱しようとは考えていない。
・アテネ空港から市内へ向かうバスとか市内のトロリーバスは無料だった。EU緊縮策での市民の苦痛の緩和策として一定期間は無料にしているという。外国人もなぜタダなのかはわからない。
ATMの前に列をなし兵糧攻めにされているギリシャ人の様子を伝えるメデアのアテネ特派員のニュースとはちょっと違うかもしれません。

オリーブオイル新年度(オリーブ年度は10月に始まり9月終了)の商談が始まりますが
いまのところ全く影響はありません。


aokijuku at 00:05│コメント(0)

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