2015年08月25日

【From America】「食物アレルギー」

825アメリカのウインドゲイト緑です。

皆さんのご家族やお知り合いに食物アレルギーでお悩みの方がいらっしゃいますか? 最近は食物アレルギーの人が増えたように感じます。それに対応するため、レストランなどではかなり気を使っているようで、予約をする場合など前もって「食物アレルギーはありますか?」と聞いてくださる店も増えつつあります。

さて、夏休みもそろそろ終わりに近づきましたが海外旅行に行く場合には、必ず飛行機に乗らなければなりません。機内食は上記のレストランのような対応は難しいので、安全を考えると自分で食料を持ち込むことになるでしょう。ピーナッツはアレルギー反応を起こす原因によく挙げられますが、機内でおつまみとして配られることが多い食品です。アメリカ人の友人から聞いた興味深いお話がありますので、ここでご紹介しましょう。

飛行機に乗ると食事が出ないような短距離でも、飲み物とスナックが提供されることが多いです。その代表的なものがピーナッツ。最近はナッツのアレルギーの乗客が多いことから、プレッツエルの袋とピーナッツの袋を別々に配って、自己判断で食べるかどうかを決めるようになっています。ところが友人が乗ったフライトでは機内でこんなアナウンスがあったそうです。
「本日の乗客の中にピーナッツ・アレルギーのお客様がいらっしゃいます。この方は機内の誰かがピーナッツを食べた粉が空気中に舞ってしまうだけでもアレルギー反応を起こされます。機内は狭い場所で皆さんが空気を共有しているため、このお客様の安全を考えて、このフライトの乗客全員にスナックのピーナッツをお配りすることを止めることに致しましたので、どうぞご了承ください。尚、ご自分で機内に持ち込まれたお菓子類にピーナッツが入っている場合やピーナッツ・バター・サンドイッチを召し上がることも、どうぞご遠慮ください。皆様のご理解とご協力をよろしく御願い申し上げます。」

飛行機の中では大勢の乗客が空気を共有しているので、ほかのお客様のことも考えなければいけないのだと改めて認識を新たにしました。


aokijuku at 00:00│コメント(0)

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