2015年06月18日

【見たり聞いたり234】 「本郷座」

「明治の初め、本郷座があって日本一にぎわっていました。座席数1000を超す大劇場で、たぶんこの近所でしょうか。連日満員で手品の天一や浪曲の桃中軒雲右衛門が人気の中心でした」
「そうですか。確かそのような話を聞いたことがあります。本校は17年前に合併しましたのでよくわかりません」
東京都のモデル校である本郷小学校の小池校長を手妻の藤山新太郎師匠が訪ねた時の会話です。
都は5年先の東京オリンピックに合わせて子供たちに英会話力をつけるべく、たとえば英検3〜5級の力をつけようとかいろいろと考えています。しかし英語の会話力をつける前に日本の伝統文化、芸能を知らないと話になりません。その一環で藤山師匠も都の先生方の研修会で手妻の講演をされました。また関心ある校長先生らを日本橋コレド3の橋楽亭で行われる手妻公演に呼んでいます。
1100部を売り上げた頭の体操の元千葉大多胡先生は手品のフアンで藤山師匠の後援会の有力者ですが、小池校長は母校で多胡先生から教わったと話が弾みました。
本郷座の話からすーと入るところ会話の力を学びました。


aokijuku at 12:03│コメント(0)

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