2014年12月18日

【見たり聞いたり208】 「空手六段」

「そうです、空手をやっていまして、おかげさまでそこからの情報でした」
そう言われたのは85歳になる多くのビルを有するTオーナーで空手六段の方です。
戦後まもなくこれからはタイプの時代になると英文、和文両方のタイピスト養成の教室が大当たりして、次々と教室を開きその分野では都内では1,2の大きさになっていました。アイディアマンでもあって、その勢いでタイピスト養成の先生を育成する教室も創り力のある先生は自分で生徒募集して倍々ゲームで成長しました。大当たりで笑いが止まリませんでした。そういえば小生が在籍した会社のビルの最上階にも、女の園のタイプ室があって5,60人の和文タイピストがいました。
さてここからがTさんの先を読む力です。どうもタイピスト養成教室は今がピークではないかと空手の仲間からの情報分析で彼はひそかに思いました。業界はまだまだ行くと読んでいましたので彼の有する教室をひそかに売り始め、結構高値で売ることができました。その資金でビルを購入していきましたのが今日の資産つくりになったとのことです。先を読む力、結びつける力今まさに求められていますね。


aokijuku at 00:05│コメント(0)

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