2014年05月22日

【見たり聞いたり177】 「少年・少女ゴルファー」

ある元ゴルフメーカー社長に聞きました。
登竜門である全国ジュニアゴルフ大会で優勝候補の一人とみなされた少年が大たたきをして肩をがっくり落として18ホールを終わったときです。彼の父親がつかつかとグリーンを降りようとする息子に寄ってきて「なんだそのざまは」と皆の前で顔面をひっぱたきました」。恐ろしい風景です。
英国で始まったゴルフは紳士のスポーツとして始まったはずですが日本では残念ながらスコアーオンリーになってきています。丁度受験生が点数のみに関心あるのと全く同じです。
みていないとOBラインのボールもそっと中に動かすし、アドレスで少しでも動くと自己申告で一打タスところも申告しません。すべては良いスコアーを出して親を喜ばせたいためです。その昔超人気のあったOがアドレスで草を押し込んで打ちやすくして打ったことがあります。それを見ていたグレッグ・ノーマンが審査委員に伝えました。そのためかゴルフの殿堂にAに遅れること10年かかりました。トップスターでもそうですから少年もスコアメイクに走るのでしょう。問題はこのようなことがゴルフの世界で日常茶飯事におこなわれている事です。誰も見ていなくても正しく申告する紳士のスポーツが日本ではそうなっていないことの現状を知りました。


aokijuku at 00:05│コメント(0)

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