2013年08月07日

富士かぐや姫伝説紹介 一の巻

私たちは静岡県の富士市出身ですが、皆さんの地域にも面白い伝承があるように、富士市のも伝承がいくつかあり、そのなかでかぐや姫について調べたことがありました。

そこで今回と二回に分けて、静岡県富士市比奈の地域に伝わるかぐや姫伝説について簡単に紹介したいと思います。

昔むかしで始まるくらい前だいたい平安時代かその前と思ってください。
この地域にお爺さんお婆さんがいました。
お爺さんが竹林で光る竹を見つけ、中から可愛らしい女の子を見つけます。二人に育てられ美しく成長したかぐや姫。
ここまでは場所はともかくだいたい竹取物語と同じです。
が、ここから独自路線を行く比奈のかぐや姫伝説。
我こそは彼女を妻に!と名乗り出るのはただ一人、この国の国司。求婚者は7人もいません。そもそも京の都と違って東国の田舎ですから有力者も少なかったのでしょう。
この後かぐや姫、驚きの行動にでますが…今回はここまで!
物語の紹介は次回に続きます。

かぐや姫伝説があるこの比奈(ひな)の地域にはいくつか古い地名の中に関係のある地名がありました。
そもそも「比奈」も平安くらいの古い資料には「姫名」と表記されています。
「籠畑」という関係ありそうな地名、「赫夜姫」と書いて「かぐやひめ」と読む地名が実在して現在も使われています。(富士市比奈かぐやひめ という住所になるようです)
おとぎ話のように思えて、こういう地名が残っているというのも、不思議で面白いですよね。
世界遺産になり、盛り上がりをみせる富士山の麓のかぐや姫伝説、この後の展開には富士山も関わってきます。
お楽しみに!

IMG_0692ぴのん ひとみ


aokijuku at 00:30│コメント(0)

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