2013年08月08日

【見たり聞いたり136】 「座席三噺」

・「座りますか」 
 「結構です」この会話女子高校生と老婦人のバスの中でつい最近みた光景です。
 シニア優先席の4人の高校生はあめをぺろぺろなめながら携帯に夢中です。老婦人に気がついた一人がさっと席を立ってどうぞというなら一般にある光景ですが座ったまま「座りますか」と声をかけています。さっとたって座ってくださいというならハイ有難うございますとなるところです。学校の教育が悪いのか親のしつけが原因なのかしばし考えてしまう場に出会いました。

・明日のタカラジェンヌを育てる宝塚音楽学校が創立100年を迎えたとあります。今春入学した101期生の倍率は約22倍。家内の伯母がその学校の卒業生で、彼女から聞いた話です。戦後まもなくですか小林一三と生徒10人ほどが電車に乗っていて、席が空いたので先生座ってくださいと生徒が小林に声をかけたら、君達稽古で疲れているだろうから座りなさい僕は立ったままでいいよと座らなかったそうです。現役時代に娘役のスターだった伯母から聞いた話が何故か忘れられません。

・人にはあまりお勧めできませんが筆者がやっていること;
田園都市線の青葉台駅から都心へ、またその逆もあるのですが電車に乗って席が空いてないとき、意識的にやっていることがあります。座っている人の仕草を一瞬に観察して誰が早く席を立つかを判断してその人の前にさりげなく立つことです。次の駅で立ったら心の中でやった!となります。よく言えば動作の観察になるのですが、ある先輩が私は電車の中ではいつも立つようにしていますと言われた時、こちらのほうが有意義かと思ってしまいました。


aokijuku at 00:03│コメント(0)

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