2013年05月16日

【見たり聞いたり124】 「教育の違い」

最近の調査によると「興味なくても単位が楽に取れる授業がいい」を選んだ学生が前回の調査より5.8%増えて54.8%、「単位が取るのが難しくても興味のある授業が良い」よりはるかに上とのことです。それで就活のときはブランド力のある大手安定企業を目指すのですからいかがなものでしょうか。
栄陽子先生によるとアメリカの大学はレベルが高く、確かに日本の高校のレベルは世界でも1,2位ですが、それが頂点で、日本の受験校の先生が「遊びたかったら大学に入ってからにしろ」と本末転倒の檄を飛ばすくらいですから、大学に入ると途端に勉強しなくなり、学力の質は落ちるばかりです。それに比べるとアメリカの大学のレベルはしり上がりに上がっていきます。70点を割ったらそく退学です。
アメリカの大学は分析力、判断力、決断力を重視します。栄さんが良い例を挙げています。例えば歴史で日本では「織田信長桶狭間の戦いをしたのはいつですか」と記憶力を試す質問に対して、アメリカの授業の質問は「あなたがリンカーン大統領だった奴隷解放をしましたか?イエスでもノーでも、その理由を述べなさい」と分析力がないと答えられない問題です。これでは仮に英語力があっても中身で勝負ありではないでしょうか。


aokijuku at 00:03│コメント(0)

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