2013年02月25日

【明日の世界165】 「リーダーの条件」「藤山新太郎一座に同行して」4

同行するたびにいろいろ学びます。その例を、
藤山師匠は単に手妻をみせるだけではありません。ワークショップと称して公演に回る小中学校に2ヶ月ほど前に行ってレクチャーをします。
手妻のさわりをみせますが生徒さんに宿題を出します。江戸時代の結構長い口上を生徒にやってもらいますが反応が学校によって様々です。
希望者をオーディションで募集してやるにしても、希望者がほとんどいないところ、中には3、4倍の競争率を通って晴れ舞台にでる生徒様様です。
指導する先生ももいろいろあって実に熱心に指導する学校、仕方なくやるところ、その方針が見事に分かれます。選らばえた小学校1年生が見事に
大きな声で口上をのべて終わると先生も、親も涙をださんばかりにこんな機会を持たせて下さり感謝しますと、こちらも感激してしまいます。この1月のことですが中学校の代表6人が口上の練習をするところを師匠が見てくれるのですが、二人ほど上がってしまったのかうまく行きませんでした。さぞ師匠がもっとしっかりやりなさいと言うかと思いきやいいでしょう、本番頑張ってくださいと易しく言いました。十分練習したのですが師匠の前であがってしまったことを
見抜いていました、本番では見事に皆さん堂々と口上を述べましたが、リーダーのすごさを垣間見ました。


aokijuku at 16:01│コメント(0)

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