2013年01月29日
【From America】「アメリカの郵便局」
アメリカのウインドゲイト緑です。
日本の郵便局は民営化され、前よりも郵便サービスが向上したと感じるようになりました。ところが、アメリカでは未だに郵便局は国営です。その郵便局が今、経営の危機に陥っているとのことで、小さな郵便局がどんどん閉鎖され、従業員も首切りになっています。
郵便局の経営が危なくなった理由に様々な変化を挙げている人もいます。
E-メールの普及で手紙を送らなくなった。E-メールやE-カードの普及でクリスマスなどの季節ものカードを送る人が減った。光熱費などの支払いは小切手で行っていたものがクレジット・カード支払い、銀行引き落としになり、支払い用郵便が減った。小包などは、宅配業者の台頭で郵便局のサービスの利用が減った。など様々なことがリストに挙がっています。
郵便事情が変わってきたのは時代の流れですが、郵便局のサービスがちゃんとしていて、信用できるものならお客は離れていかないはずではないでしょうか。私の個人的な経験からも、「アメリカの郵便サービスはちょっと頼りないかな」という気がします。不着の郵便や小包はどこに行ってしまうのでしょうか? アメリカ国内郵便でも保険をかけたり、追跡調査が出来るように特別料金をはらったり、相手がちゃんと受け取ったというサインを貰うサービスなどを加えないと安心できません。こちらが追加料金を払って「大切だからちゃんと届けて欲しい。紛失しないでくださいね」と意思表示をしなければいけないというのは残念なことです。そのような追加サービスがなくても、郵便物を相手にちゃんと届けていただきたいものです。
こんな状態ですから、大切なもの、確実に届けたいものは民間の宅配業者に頼みましょう、ということになります。これでは、アメリカの郵便業界の未来が明るいとはいえませんね。値段で競うより、サービスの質で競って欲しいものです。
今後アメリカの郵便業務の質がより良くなっていくことを心より願っています。これはアメリカだけのことではありませんね。郵便物は世界中に配達されるのですから、世界の郵便業がこれから益々良いサービスを提供していっていただき、安心して郵便物をお任せできるようになっていただきたいと思います。世界中の郵便局さん、よろしくお願い致しますね。
aokijuku at 00:00│コメント(0)│