2012年12月31日

【明日の世界157】 「リスクを取る」

逸材がズラリとそろった今年のプロ野球のドラフト会議で、台風のお目となったのは岩手花巻東高校の大谷翔平投手です。大リーグ入りの意志が固く指名はリスクが高いと見られていたが日本ハムは単独1位で強行指名し、交渉の末に入団にこぎつけました。日本ハムの作戦が見事で、「11月10日の交渉にさいして「大谷翔平君 夢への道しるべ」、日本スポーツにおける若年期海外進出の考察なる提案者を出されました。球団側は高校卒業後に大リーグに挑戦したものの苦戦する韓国人選手の成績をまとめた資料などをつくり、若くして大リーグを目指すことのリスクを説いた。大谷の質問に応じて疑問点を解消させた。日本ハムが粘り強い交渉の末に、大魚を吊り上げた格好です。2009年に6球団が競合した菊地雄星投手を外したが10年は4球団が競合した斉藤祐樹投手を獲得。11年は菅野、12年に大谷と大物を狙い、球団幹部は「その年の一番いい選手を1位を指名する」と指名競合や入団拒否のリスクを恐れないハイリスク・ハイリターンの戦略を貫いてきた。菅野はご承知のように1年浪人して巨人に今年はいりました。
楽天の星野監督が大谷の日ハム入団を見てなんだうちも指名するのだったといっていましたが、球団のリスクを取る姿勢がないと簡単にはいかないでしょう。
考えてみると日々の生活は大なり、小なり、リスクをどう取るかでしょう。

この1年間明日の世界をお読みくださいまして有難うございます。
新年よいお年をお迎えください。


aokijuku at 00:05│コメント(0)

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