2012年12月19日
総選挙―民主大敗の原因
衆院総選挙は自民党圧勝と予想通りの結果となったが、民主党の大敗ぶりは想定以上の
ものとなった。「(頑張っている)野田さんには悪いが、民主にはまかせられない」という
声も多かったようだ。マスコミも今回の選挙は「懲罰投票」と分析するように、自民党の勝因は景気・雇用政策もあるが、「敵失」つまり民主党の失政といえよう。そしてその失政の最大の原因は党内の分裂にあった。
決められない政治は、ねじれ国会という政権構造によるものであるが、消費増税という誰が担当しても難しい課題を野田政権が自公民の3党合意で可決したことは政策の実行力としては評価に値する。しかしまとまらない党内が実行のスピードを鈍らしていた。
民主主義のもと自由に討議した結果、ルールにより採決すればその表決に全員が従わねばならないこと、またそうしなければ社会組織は保たれないことは、小学生でも判っている。そのことが、民主主義の権化ともいうべき民主党では出来ていなかった。党議拘束も不出来であった。
その元凶は鳩山、小沢の元トップ両者であり、国民もその状況をよく観察していた。その審判は、今回の選挙をまたず鳩山の退陣、選挙での小沢の未来党の敗北で下された。しかし、この3年間の政治の混迷、普天間、尖閣に見るように外交・安全保障の分野での問題拡大により国民の蒙った被害は甚大であり、わけても鳩山の愚政は後世の歴史にのこるであろう。
自民党は、大勝におごることなく「敵失」の教訓を冷静に受け止めて政権運営してほしい。
ものとなった。「(頑張っている)野田さんには悪いが、民主にはまかせられない」という
声も多かったようだ。マスコミも今回の選挙は「懲罰投票」と分析するように、自民党の勝因は景気・雇用政策もあるが、「敵失」つまり民主党の失政といえよう。そしてその失政の最大の原因は党内の分裂にあった。
決められない政治は、ねじれ国会という政権構造によるものであるが、消費増税という誰が担当しても難しい課題を野田政権が自公民の3党合意で可決したことは政策の実行力としては評価に値する。しかしまとまらない党内が実行のスピードを鈍らしていた。
民主主義のもと自由に討議した結果、ルールにより採決すればその表決に全員が従わねばならないこと、またそうしなければ社会組織は保たれないことは、小学生でも判っている。そのことが、民主主義の権化ともいうべき民主党では出来ていなかった。党議拘束も不出来であった。
その元凶は鳩山、小沢の元トップ両者であり、国民もその状況をよく観察していた。その審判は、今回の選挙をまたず鳩山の退陣、選挙での小沢の未来党の敗北で下された。しかし、この3年間の政治の混迷、普天間、尖閣に見るように外交・安全保障の分野での問題拡大により国民の蒙った被害は甚大であり、わけても鳩山の愚政は後世の歴史にのこるであろう。
自民党は、大勝におごることなく「敵失」の教訓を冷静に受け止めて政権運営してほしい。
aokijuku at 00:30│コメント(0)│