2012年11月27日

【From America】「ブラック・フライデー」

_02アメリカのウインドゲイト緑です。

毎年11月の第四木曜日はサンクス・ギビングの感謝祭でアメリカでは祝日です。そして、翌日の金曜日のことを「ブラック・フライデー」と呼びます。その訳は、感謝祭が終わったと同時にクリスマス商戦の火蓋が切られます。デパートや量販店では、この時とばかりにバーゲン品をこれでもか、というほど用意して、店は午前4時に開くところもあれば、午前3時というところもあり、日付が変わったと同時にアメリカ中がショッピングに集中して大騒ぎとなります。

アメリカのクリスマス・プレゼントの特徴は、ストッキング・スタッファーと呼ばれる小さな沢山のプレゼントにあるように思います。日本でプレゼントをあげる時、例えばお誕生日のプレゼントや結婚記念日のプレゼント。普通は吟味した品を一点だけあげるのではないでしょうか。ところが、アメリカのクリスマス・プレゼント、特に子供にあげるクリスマス・プレゼントは沢山の品を一度にあげることが多いように思います。
子供たちは小さい時にサンタクロースの存在を信じています。サンタクロースは夜中に煙突から家の中に入ってきて、暖炉のところに下げてある靴下(ストッキング)の中にプレゼントを入れていってくれる、というストーリーがいつまでも残り、クリスマスの飾りつけといえばクリスマス・ツリーは勿論ですが、ストッキングを暖炉のマントルに飾るのが習慣です。そのストッキングの中にいろいろ小さなプレゼントをいれるのが「ストッキング・スタッファー」と呼ばれる値段の安い小さなプレゼントなのです。

家族や友人知人の好みを知っていると、一年中がクリスマス・プレゼント用のショッピングといっても過言ではないでしょう。猫が大好きな人へのプレゼントは猫のモチーフの品が喜ばれます。私はピンク色が大好きな人のために、彼女好みのピンク色の品を見つけたら、買っておくようにしています。旅行に行ったとき、何気なくウインドー・ショッピングをしていて見つけたものなど、「クリスマス用」に保管しておく人も多いようです。
従って、このブラック・フライデーのシッピングは今年の12月用のプレゼントだけではなく、来年のお誕生日用、来年のクリスマス用にもなるかもしれない「掘り出し物」を買いに行くのです。とにかく安い! そういう時には、今すぐに必要ではないけれど、買っておきましょう、いうショッピングにぴったりですね。

アメリカ人の買い物熱は凄いものがありますが、明け方の暗い時間帯にデパートの開店を待って行列を作るというのはエネルギーの要ることですね。


aokijuku at 00:00│コメント(0)

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