2012年10月25日

【見たり聞いたり 95】 「システムとリーダー」 

 システムをいかに構築するか日本でもアメリカでも重要です。ラスベガスを超満員にするマジック公演でもマジックのうまさよりいかに皆に知ってもらって会場に来てもらうかそのほうがはるかに難しいと大スター島田マジシャンがよく言っていました。

 今回の手妻公演でもシステムの大切を学びました。総勢32,3名の藤山一座が約1ヶ月島根、岡山、広島、山口と巡業するのですからシステムの要リーダーの役目が重要です。手妻のグループ、邦楽のグループ、舞台監督のグループそれぞれ「長」がいてそれらがひとつにならないと一ヶ月の巡業がスムースに行くことは難しいです。筆者は1週間だけ俄かマネジャーを今回で3回勤めましたが、スタッフの皆さんそうそうたるメンバーでリーダーが実に気配りしていることひしひしと感じます。

 あるとき邦楽の皆さんの着替え部屋のお弁当のからをとりに行く時、これはマネジャーの仕事のひつですがドアを少し開けて声をかけてからを受け取ろうとしたら、リーダーからピシりとドアを開けないで下さいと注意されました。こちらも気を使って声をかけたつもりですが、すかさずクレームつけるところリーダーの役割を垣間見ました。

 手妻のリーダーにしてもスタッフで先に巡業を引き上げる人にご苦労さんと夜軽く一杯、こんな感じです。手品、邦楽がうまければよいとはまったく違う世界です。


aokijuku at 00:03│コメント(0)

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