2012年04月21日
スペイン体験記 その20
登録手続きをした授業が本格的に始まりました。
時間に教室に入ると、真っ先に目に飛び込んできたのがアンドレスでした。
良い意味でも悪い意味でも何かひと際、目立つ存在感をもっていました。
私は内心、“同じクラスか〜”と、アンドレスに対して敬遠した感情を抱いていました。
当然、アンドレスから離れた席に座りました。
ところが、私に気付いたアンドレスは私の近くに席を変えて「よう!同じクラスでウレシヨ!」と、私が抱いている彼に対してのマイナスの気持ちなど一向に気にかける様子はありません。
私は救いを求めるように他に知った顔はいないかクラスの中を見回しましたが、アンドレス以外に知った顔はありませんでした・・・。
仕方なくその席で授業を受けたのですが、初めての授業はチンプンカンプンでした。
90分の講義はあっという間に終わってしまいました。
ノートを取るコツも掴めず、分からないスペイン語はバンバン出てくるし、分からないスペイン語を調べているうちに話しは先へ進むしで、このままの状態では全く何も出来ないと思いしらされました。
ここで単位を取りこぼすと当然、ギターも上に進むことは出来ません・・・。
そんなことを考えて少し、落ち込んだ状態でした。
そんな私の不安を察してかどうか、アンドレスは笑顔で私の肩をたたきながら、
「ムズカシ、でもダイジョブ、ダイジョブ」
と、元気づけてくれました。
とても下手くそなスペイン語なのですが、とても温度がありました。
きっと母国語であれば頭に浮かぶ限りの言葉をそのまま口にして、不安を発散させることもできたでしょう。
しかし、ジタバタしたところで現実は変わりません。
アンドレスのダイジョブで、お互い言葉のハンデを持つ異国の人間同士ならではの連帯感のようなものが、一クラス一緒に過ごしたことによって生まれました。
それからアンドレスのことを少しずつ知っていくのですが、凄い奴でした。
時間に教室に入ると、真っ先に目に飛び込んできたのがアンドレスでした。
良い意味でも悪い意味でも何かひと際、目立つ存在感をもっていました。
私は内心、“同じクラスか〜”と、アンドレスに対して敬遠した感情を抱いていました。
当然、アンドレスから離れた席に座りました。
ところが、私に気付いたアンドレスは私の近くに席を変えて「よう!同じクラスでウレシヨ!」と、私が抱いている彼に対してのマイナスの気持ちなど一向に気にかける様子はありません。
私は救いを求めるように他に知った顔はいないかクラスの中を見回しましたが、アンドレス以外に知った顔はありませんでした・・・。
仕方なくその席で授業を受けたのですが、初めての授業はチンプンカンプンでした。
90分の講義はあっという間に終わってしまいました。
ノートを取るコツも掴めず、分からないスペイン語はバンバン出てくるし、分からないスペイン語を調べているうちに話しは先へ進むしで、このままの状態では全く何も出来ないと思いしらされました。
ここで単位を取りこぼすと当然、ギターも上に進むことは出来ません・・・。
そんなことを考えて少し、落ち込んだ状態でした。
そんな私の不安を察してかどうか、アンドレスは笑顔で私の肩をたたきながら、
「ムズカシ、でもダイジョブ、ダイジョブ」
と、元気づけてくれました。
とても下手くそなスペイン語なのですが、とても温度がありました。
きっと母国語であれば頭に浮かぶ限りの言葉をそのまま口にして、不安を発散させることもできたでしょう。
しかし、ジタバタしたところで現実は変わりません。
アンドレスのダイジョブで、お互い言葉のハンデを持つ異国の人間同士ならではの連帯感のようなものが、一クラス一緒に過ごしたことによって生まれました。
それからアンドレスのことを少しずつ知っていくのですが、凄い奴でした。
aokijuku at 00:03│コメント(0)│