2012年04月01日

滞納消費税

今日は、同世代の中小企業の社長さん数人と懇談をした。

話題は当然、政治の話や経済の話になる。今では旬の話題の消費税の話もでてきた。

ある人から聞いた話では、現在日本で滞納されている税金は約1兆8千億円ほどで、そのうち消費税の滞納約3割だそうだ。

自営業主や企業にとっては、消費税はたとえ赤字でも払わなければならないもの。ご存知の方も多いと思うが、商売で2000万円の売り上げがあり、消費税を100万円預かっていたとする。一方、同期間に材料購入や経費で1500万円掛かり、消費税を75万円払っていたとする。
すると、その企業は仮受消費税100万円−仮払消費税75万円の差額の25万円を消費税として決算後に納めなければいかねい。

毎日資金のやり繰りに追われている中小企業では、キャッシュで消費税分を取り分けて置くことはまずありえない。

結果、消費税の未納になってしまうわけだ。

意外と庶民に知らされていないのは、「課税売上高が1,000万円以下の個人事業者や会社は、その年の納税義務が免除されることとなっていることである。」小さな商店で消費税をしっかり請求してくる店もあるが、私たちは消費税を納めたつもりになっているが、実は商店の売上として吸収されている場合も多いようだ。
このような店は、消費税が10%になったら実質5%値上げできたことになってしまう。

aokijuku at 22:43│コメント(0)

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
月別の記事一覧
最新コメント