2012年01月31日

【From America】「日曜日の新聞」

Newspaper_stand02アメリカのウインドゲイト緑です。

日本の新聞は朝刊と夕刊があり、地元の広告チラシが折り込まれて配達されてきます。アメリカの新聞は一日に一回、朝刊しか届けられません。更に、広告が入るのは日曜版だけです。

先ず、アメリカの新聞と日本の新聞の違いは、新聞の紙のサイズ、更には記事の内容によって新聞の紙が分かれてたたまれていることです。日本の新聞は紙が全て一緒にたたまれてきて、ページをめくるごとに経済、スポーツ、芸能、家庭欄などにわかれています。一方、アメリカの新聞はそれぞれのトピックによって新聞がたたまれていますから、家族で読むのには便利です。お父さんは経済欄の6ページくらいの薄くたたまれた部分を独り占め、お母さんは家庭欄、子供はスポーツ欄をそれぞれ独り占めして、読み終えたらそれぞれの薄くたたまれた新聞を交換すれば良いわけです。

そして、もう一つ日本と違っているのは、たくさんの広告やクーポン券などは日曜日版の新聞にだけ折りこまれてきます。配達する人は、日曜日の新聞だけはぐっと重くなるわけですね。そこで、毎日新聞を読まない人も この広告やクーポン券を目当てに新聞の日曜版だけを買うと言う人も多いのです。写真を見ても分かるように、新聞の値段も日曜版だけは高くなっています。更には、日曜日の新聞だけをスーパーなどに買いに行くのは面倒くさい。スーパーが遠くて車で行くのにはガソリン代がもったいない、と思う人のために、なんと住宅街の大きな交差点の中央分離帯には、「日曜版の新聞売り」が立っています。交差点の赤信号で停まったときに、窓を開けて新聞を買う、というなんとも風変わりな販売方法です。私は買ったことがないのですが 愛想の良い若い男性は黄色のベストを着て目立つような服装で通る車に向かって手を振って朝のご挨拶をしています。私もいつも手を振って挨拶をするものの、「一体 どうやってこの新聞を買うのだろう?」「お客が大きなお金をだして お釣りの小銭を探している間に信号が青になってしまったら どうするのかしら?」と余計なお世話の心配をしてあげたくなります。

日曜日の早朝、住宅街の交差点はのんびりとしているのかもしれませんが、いかにもアメリカらしい日曜日の朝の風景です。

aokijuku at 00:00│コメント(0)

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