2011年09月28日

帰ってきたノート

 最近、デルタ航空を利用する事が多い。航空運賃がやすいこともあるのだが、
どうも今まで何回かいやな目にあっているのでデルタには乗りたくないのだが、、、今年の夏、一番航空運賃が高い夏に海外に出かけることになり貧しい私としてはデルタ航空をつかわざるを得なかった。

 ヒコーキに乗るときなんとなくいやな予感がしたのだがやはり時間になってもなかなか飛び立たない。案の定アナウンスでなんやかやといいわけをしてヒコーキを乗り換えて欲しいということになった。2時間も遅れてのことであったが人びとは素直にそれに従う。

 目的地の滞在先についてから大切な日常の記録をしているノートを最初のヒコーキの中に忘れたことに気がついたが航空会社がきちんと対処してくれるはずがないと諦めた。しかし、航空会社が掃除をしたときそれをみつけたらそのまま捨ててくれるのを念願した。なぜならプライベートな記録がしてあるノートだったから。

 1週間も経過したころ、あなたのノートを拾い私があずかっているので若し貴方のだったら連絡して欲しいと連絡先の電話番号がしるされたメールがきたので驚いた。ノートの表紙と中の一部を写真を撮り添付してあったがまさに私がヒコーキの中に忘れたノートだったから。
大切なものにちがいないとその方は持ち主である私をさがしてくださったのである。マンハッタンにある会社のマネージャーの方でイスラエルからニューヨークに来るヒコーキに乗ったとき彼の席のポケットに入っていたのを見つけたという。
 普通であれば捨ててしまったものを大切なものとして私を探してお届けいただいたことこんなことがあるのだろうかとその方のことを考えた。

 あわただしく人には無関心な社会になったこのごろ、私はしばしたちどまり
心を整えなければならないと思った。


aokijuku at 09:58│コメント(0)

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