2010年10月01日

初めての投稿です

 その昔、アメリカに居たころ、日本人は壁の花だと言われていました。パーティに来るのはいいが、壁ぎわの椅子に座って、ただニコニコと居るだけと言う有様を皮肉られたものです。その壁の花を、花のお江戸の青木塾でもやっているのですが、そこは河辺さんの偉いところです。毎回のように、「青木さん!ご紹介しましますよ。」と、見知らぬ人を引き合わせてくれるのです。この人とこの人が知り合ったら、何か素晴らしいことが生まれそうだと、頭をめぐらしているのでしょう。「誰も壁の花にしないこと」、これこそが異業種交流会を成功に導く秘訣と、よく理解しておられます。アメリカのホームパーティのやり方、それもベンチャー経営者や希望者の集まりのやり方と言う気がします。本当に感謝しています。

 私はと言えば、16年に及ぶアメリカでの駐在員生活を終えて、日本の本社に戻ってきたあと感じたことは、「なんとまあ会社の生活の気楽なものよ!」と言うことでした。仕事は、部下がやってくれる。方向性は、トップが示してくれる。その方向性を、部下に「トップご指示」と伝えるだけでいいのですから、それはそれは楽なものでした。それほどに日本の会社が安定的かつがっちり固まっているということでしょう。それに比べ、アメリカでは、部下の仕事の隅々まで知らないといけません。誰でも2週間の通知だけで退職できますし、急いで雇った後任者が直ぐに順調に業務を引き継ぐことのできないので、そこをカバーしなくてはいけないのです。本当に緊張の連続でした。忠実な部下を何人も抱えても、おんなじことでした。やめるなとはいえないですから。

とは言え、ベンチャーを起こす際は、全く逆のような気がします。そこに、日本の現在の問題点があるのかもしれません。そんな話を、これから書いていこうと思います。何せ、河辺さんに壁から引き離されて、時々ブログにに何か書くようにと依頼された身ですから。


aokijuku at 21:08│コメント(0)

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