2010年08月24日
【From America】「サムスンの台頭」
アメリカのウインドゲイト緑です。最近の韓国の台頭はさまざまな分野、特に自動車業界や電化製品業界で目を見張るものがあります。以前は、自動車も家電製品も日本が世界一でしたが、残念ながら今は追いつき、追い越され気味です。品質の良さがなければ本当に顧客を満足させることはできないのですが、それと同時に宣伝のやり方も大変重要なポイントになると思います。
先日、アメリカのダラス・フォートワース空港で乗り継ぎ飛行機を待つために5時間ほど時間をつぶさなければならないことになりました。空港のゲートに備え付けられている硬い椅子に腰掛けていては、本を読んでもTVを見てもなかなか座り心地が悪くて落ち着きません。
そんな時、吹き抜けになっているロビーの上の方を見上げるとサムスンの薄型TVが8台も壁にかかっていて、座り心地良さそうなレザーのどっしりとしたソファが目に留まりました。あそこは何だろう？ 興味がわいてきました。5時間もあるのだから、空港内を探検してみるのも良いかなあと思いまして、階段を上がって見ました。薄型TVには様々なTV番組が映し出され、好きな番組を放映しているTVの前のソファに座って、イヤフォーンを差し込むとその番組の音声が流れてきます。心地よいレザーのふわふわ椅子に座り、TVを見る。しかも それが無料ときています。こんな素晴らしい場所はない、とばかりに私は座らせていただき、快適に飛行機を待つことができました。
そういえば、アメリカのあちこちの空港で携帯電話の充電やインターネットのアクセス・ポイントには必ずと言ってよいほどサムスン電子の名前が見られます。サムスンの広告戦略で、今や韓国のサムスン電子の名前は世界中に知れ渡り、一流品としての地位を確立しました。日本製品の品質が一流なのは世界的に認められていますが、世界市場に乗り出して成功するには、宣伝力も大きな要因になると思います。頑張れ、日本！
midori_windgate at 00:00│コメント(0)│
