2010年05月30日
アイスランドと欧州―神をおそれよ
4月14日、アイスランドのエイヤフィヤトラヨークトル火山が突然噴火した。欧州一円の航空路網が遮断され大混乱となって、その後もまた噴火があり一部空の便が止まってしまった。前回の1821年の噴火は2年にわたったので、、今回もこれでおさまるという保証はない。
アイスランドの火山噴火は、専ら航空輸送への支障の観点で報道されているが、
伝統的な東洋の考えではこれは神のたたりである。9世紀ごろからヴァイキングが海を越えて無人の島に渡り、アイスランドを建国した。そして、住民は世界最古の民主議会といわれる「アルシング」という統治形態を300年にわたって続け、またコロンブスの500年前に欧州人としてはじめてアイスランド人が北米大陸に足を踏み入れたという誇り高い歴史をもつ島である。
そのアイスランドが21世紀になり世界の金融市場に登場し、一国の資産を傾けても償えない金融の罠にはまり、禁治産国となってしまった。バイキングの建国いらい、小国を営々と真面目に築いてきたアイスランド人の精神はどこに行ったのか。神がお怒りになり、山が火を噴いたのは当然である。
そして、ことはアイスランドだけでは止まらない。欧州、EUでは財政問題から端を発してはギリシャが危機に陥り、ポルトガル、スペイン、イタリアなど南欧諸国も要注意とされており、ひいては欧州全体の金融、財政、通貨ユーロの信任が問われている。神は近年の生業をおざなりにした欧州の人々の業に、鉄槌を下したもうたのであろうか。
アイスランドの火山噴火は、専ら航空輸送への支障の観点で報道されているが、
伝統的な東洋の考えではこれは神のたたりである。9世紀ごろからヴァイキングが海を越えて無人の島に渡り、アイスランドを建国した。そして、住民は世界最古の民主議会といわれる「アルシング」という統治形態を300年にわたって続け、またコロンブスの500年前に欧州人としてはじめてアイスランド人が北米大陸に足を踏み入れたという誇り高い歴史をもつ島である。
そのアイスランドが21世紀になり世界の金融市場に登場し、一国の資産を傾けても償えない金融の罠にはまり、禁治産国となってしまった。バイキングの建国いらい、小国を営々と真面目に築いてきたアイスランド人の精神はどこに行ったのか。神がお怒りになり、山が火を噴いたのは当然である。
そして、ことはアイスランドだけでは止まらない。欧州、EUでは財政問題から端を発してはギリシャが危機に陥り、ポルトガル、スペイン、イタリアなど南欧諸国も要注意とされており、ひいては欧州全体の金融、財政、通貨ユーロの信任が問われている。神は近年の生業をおざなりにした欧州の人々の業に、鉄槌を下したもうたのであろうか。
aokijuku at 10:24│コメント(0)│