2010年05月26日

ザ、クラシカルギター

20年も前から明石現さんの名前はしっていた。当時彼のギターの先生であった辻幹夫氏を知っていたが明石さんは当時まだ20代だった。

その後何年か経過して偶然、友人の家で明石さんに再会したとき彼はすでにギタリストとして演奏活動したり教えたりされていた。経歴を見て見ると1990年にウイーン市立音楽院に留学、卒業、以後様々な国での海外公演を行い映画、舞台音楽の作曲、演奏、NHK,TBSなどのラジオ番組ゲスト出演等、多彩な活動が注目されている。CD「黄金のような子供時代の心」の演奏などはしみじみとしたぬくもりがあって私は疲れたとき何度でも聞きたくなりそのバイオリンの清んだ旋律が荒だった心を落ち着かせてくれる。

 
 自由ヶ丘美術舘は13年間個人美術舘としてオールドマスターの素描や版画を主に展示してきたが昨年11月に閉館した。オーナーの貝瀬さんとは親しくしていたので美術舘の素晴らしい空間で何かしたいと考え2度ほど私なりの企画をして最後をかざっていただいた。昨年の8月には東京芸大の助教であられる熊澤 弘氏を講師に「オランダ黄金期の美術・レンブラントとその周辺」という課題で話をしていただいた。30人以上集まり講演のあと賑やかにテイパーテーをして和やかな雰囲気でおわった。
 明石さんとはそんな中で再会したが自由ヶ丘美術舘で何人かの生徒にギターを教えておられたという。

小さな画廊空間でのギターの響き

 閉館した自由ヶ丘美術舘のあと、画廊の仕事がおわった時間にギターを習いたい人レツスンの場所として銀座のスペースを提供することになった。
 明石さんにはギターのパートナーがいてその人は木村 悟さん。1999年、スペイン、マドリッド上級王立音楽院卒業、国際コンクールでの授賞歴も多くイタリア、スペインで数多くの演奏会もおこなってきた。岩手出身でまだ30代の若さであり素朴な人柄である。
 先日、体験レツスンにこられた女性がありレツスンの様子が聞こえていたがとても丁寧な教え方には関心した。誰もが興味をそそりそうな木村さんの指導ぶりであったからきっと年配の方などギターをひくことによつて-指を使いより脳が活性化して元気になれるのではないかと思われた。
明石 現 ホームページ
       http://www13.ocn.ne.jp/^spg/


aokijuku at 00:03│コメント(1)

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この記事へのコメント

1. Posted by いぶり みなこ   2010年05月26日 10:30
芸術というのはどこかでつながるのですね。音楽と絵画はとても相性がいいのだなあと思います。楽器をひくのも音楽を聴くのも、絵画を描いたり鑑賞したりすることと実は同じことなのかなと思いました。手先を使うと脳が活性化するというお話はよく聞きます。芸術で脳が活性化すれば一石二鳥ですね。

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