2010年05月25日

【From America】「お風呂の効用」

Bathtubアメリカのウインドゲイト緑です。

日本人の生活も今はかなり洋風化してきて、若い人たちはシャワーだけで生活している人も多いようです。確かにシャワーは便利ですね。お風呂に入ろうとすれば、湯船にお湯をはる時間を考えなければなりませんが、シャワーなら蛇口をひねるだけで熱いお湯が出てきます。一人暮らしでは、わざわざ湯船にお湯をはって自分ひとりだけでは、お湯がもったいない、なんて事を考える場合もあるでしょう。

生活が洋風化してきて、朝、目を覚ましてシャキッとさせるためにシャワーを浴びるなどという人もいるかもしれません。こういう人たちは、朝シャン(朝 髪の毛を洗う)が高じて、朝シャワーになったのかもしれません。しかし、日本の伝統的なお風呂という習慣。これは、夜 湯船にゆっくりとつかり、体を芯から温めて疲れをほぐす。その後すぐに寝床に入り、ぐっすりと眠る。この効用をぜひとも見直していただきたいものです。

アメリカで生活していて何が一番恋しいか? アメリカで生活する日本人が口をそろえて言うのは、お風呂とお寿司だと思います。アメリカの風呂桶は日本と違って、浅くて細長いですから、日本のように肩までどっぷりとつかるという感覚とは違うものです。いくら「箱根の湯」「草津の湯」などという入浴剤を入れても、日本のお風呂や温泉気分には程遠いものです。

シャワー好きのアメリカ人でさえも、リラックスするためにはお風呂にハーブ入りのバブルバス(泡がブクブクしてくるもの)入浴剤を入れてゆっくりと風呂桶につかります。「スパ」という言葉が流行ってきていますが、日本の伝統的なお風呂は正に自宅の「スパ」なのです。

どうぞ毎晩のお風呂タイムを見直して、充分に楽しんでくださいね。


midori_windgate at 00:00│コメント(0)

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