2010年02月04日

【青木塾便り】No.34「山元雄二郎博士」その11

「ゼロックスの発明者、チェスター・カールソン博士」
東のMIT、西のカルテックといわれますがカルテックはロスアンジェルスの北に隣接するパサデナ市にあります。数ある有名科学者を輩出していますが今日はゼロックスの発明者、チェスター・カールソン博士について山元博士からお聞きしたお話をご紹介させてください。
 彼がゼロックスの原理を発明して、その証明つまりデモのために紙に粉をまいて操作するとあら不思議コピー出きると言う今のゼロックスの原型を出資者に示しました。山元博士にお聞きしましたがこの状態をbread board(パンを粉ねる台)と言います。アイディアをこねくりまわしてああでもないこうでもないと最初の原理をかたちにする段階を言います、その後が試作品作り。プロトタイプとも言います。開発者と話をするとよくこの言葉が出てきますが博士から聞いていましたのでどのステージかある程度分かりました。
 さてチェスター・カールソン博士に話を戻しますと、世の中に無いものを開発したのですからなかなか理解されず、出資者を求めて87人あってみな断られました。88人目の人がようやく出資に応じたそうです。山元博士は言いました。確かにゼロックスの発明はすごいのだがカールソン博士の素晴らしいところは87回断られてもあきらめずに可能性を求めたことです。世に出すためにはこちらのネバーギブアップの才能の方がはるかに大切とのことです…続く


kiyoshi_kawabe at 00:00│コメント(0)

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