2010年01月17日
【From America】インフルエンザ対策 その1「H1N1インフルエンザ予防注射」
アメリカのウインドゲイト緑です。
日本の皆さんは、H1N1インフルエンザ(新型インフルエンザ)の予防注射をしましたか? 日本ではインフルエンザ・ワクチンが不足しているため、子供や老人、持病のある人に限られていたそうですが、今はどうなっているのでしょうか?
アメリカでも日本と同じように一時はワクチンが不足し、妊娠している女性でも予防注射が受けられなくて泣いているような時期がありました。しかし、今はワクチンが充分になり、誰でも望めば予防注射を受けることができるようになりました。
かかりつけの内科医で予防注射を受けるのが普通ですが、アメリカではドラッグ・ストアーや調剤薬局が備え付けられているスーパーマーケットでも予防注射が受けられると宣伝しています。一体誰が注射をしてくれるのでしょうか? 興味を持ったのでドラッグ・ストアーで質問してみました。「予防注射をする日時が決まっていて、看護士さんがここまで来てくれるのですか?」「いいえ、薬剤師が注射しますから いつでも都合の良い時に来てくれれば予防注射を受けられますよ。今 やっていきますか?」「いいえ、今は風邪を引いているので結構です。でもワクチンが少ないと、また足りなくなってしまうことがありますか?」「いいえ、たくさんあるので一ヶ月くらいは大丈夫でしょう」とのお返事でした。
風邪を引いてしまったので、かかりつけの内科医に行きました。受付でチェック・インを済ませ順番を待っていると、待合室にいた6人の患者さんに順番に「H1N1予防注射を希望しますか?」と受付の人が聞いています。すると全員が「ノーサンキュー」と答えました。びっくりです。不足していたワクチンが手にはいったのですから、予防注射を受ける絶好のチャンス到来のはずです。私の順番が来ました。「はい、ぜひ受けたいと思いますが、今日は風邪をひいているので残念ながら受けることが出来ません。治ってから受けたいと思います。ところでワクチンはたくさんあるのですか?」「ええ、たくさんあるから大丈夫ですよ」
さて、待合室にいた人たちはなぜ予防注射を希望しなかったのでしょうか? その話を友人にしてみたところ、「私も予防注射はしないわ。だって、注射をしたお蔭でかえって病気になっちゃう人もいるのよ。もし、H1N1インフルエンザにかかってしまった時にはタミフルで治療してもらうわ。確かにリスクなのだけれど、私はそっちの可能性に賭けようと思うわ。ノーサンキューって答えた人もきっと私と同じ考えじゃないかしら」と言いました。
確かに、空気中にはたくさんのバイ菌がウヨウヨしているわけです。同じ場所にいて同じ空気を吸っていても、病気になる人とならない人がいるのは、その人の持っている体力、免疫力の違いなのかもしれません。ということは、本当の意味での予防とは、バイ菌に負けない強い体を自分で作っておくことでしょうか。自分の体は自分で守る、という自立のアメリカ人気質を、このインフルエンザ予防注射で再確認したような気がしました。
日本の皆さんは、H1N1インフルエンザ(新型インフルエンザ)の予防注射をしましたか? 日本ではインフルエンザ・ワクチンが不足しているため、子供や老人、持病のある人に限られていたそうですが、今はどうなっているのでしょうか?
アメリカでも日本と同じように一時はワクチンが不足し、妊娠している女性でも予防注射が受けられなくて泣いているような時期がありました。しかし、今はワクチンが充分になり、誰でも望めば予防注射を受けることができるようになりました。
かかりつけの内科医で予防注射を受けるのが普通ですが、アメリカではドラッグ・ストアーや調剤薬局が備え付けられているスーパーマーケットでも予防注射が受けられると宣伝しています。一体誰が注射をしてくれるのでしょうか? 興味を持ったのでドラッグ・ストアーで質問してみました。「予防注射をする日時が決まっていて、看護士さんがここまで来てくれるのですか?」「いいえ、薬剤師が注射しますから いつでも都合の良い時に来てくれれば予防注射を受けられますよ。今 やっていきますか?」「いいえ、今は風邪を引いているので結構です。でもワクチンが少ないと、また足りなくなってしまうことがありますか?」「いいえ、たくさんあるので一ヶ月くらいは大丈夫でしょう」とのお返事でした。
風邪を引いてしまったので、かかりつけの内科医に行きました。受付でチェック・インを済ませ順番を待っていると、待合室にいた6人の患者さんに順番に「H1N1予防注射を希望しますか?」と受付の人が聞いています。すると全員が「ノーサンキュー」と答えました。びっくりです。不足していたワクチンが手にはいったのですから、予防注射を受ける絶好のチャンス到来のはずです。私の順番が来ました。「はい、ぜひ受けたいと思いますが、今日は風邪をひいているので残念ながら受けることが出来ません。治ってから受けたいと思います。ところでワクチンはたくさんあるのですか?」「ええ、たくさんあるから大丈夫ですよ」
さて、待合室にいた人たちはなぜ予防注射を希望しなかったのでしょうか? その話を友人にしてみたところ、「私も予防注射はしないわ。だって、注射をしたお蔭でかえって病気になっちゃう人もいるのよ。もし、H1N1インフルエンザにかかってしまった時にはタミフルで治療してもらうわ。確かにリスクなのだけれど、私はそっちの可能性に賭けようと思うわ。ノーサンキューって答えた人もきっと私と同じ考えじゃないかしら」と言いました。
確かに、空気中にはたくさんのバイ菌がウヨウヨしているわけです。同じ場所にいて同じ空気を吸っていても、病気になる人とならない人がいるのは、その人の持っている体力、免疫力の違いなのかもしれません。ということは、本当の意味での予防とは、バイ菌に負けない強い体を自分で作っておくことでしょうか。自分の体は自分で守る、という自立のアメリカ人気質を、このインフルエンザ予防注射で再確認したような気がしました。
midori_windgate at 00:00│コメント(0)│